嘉手納町議会 > 2015-03-24 >
03月24日-06号
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  • "ベトナム戦争"(/)
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  1. 嘉手納町議会 2015-03-24
    03月24日-06号


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    最終取得日: 2022-11-21
    平成27年  3月 定例会(第28回)          平成27年第28回嘉手納町議会定例会 会議録第6号           平成27年3月24日(火) 午前10時00分 開議出席議員は次のとおりである。    1番 宇榮原京一議員      2番 古謝友義議員    3番 安森盛雄議員       4番 奥間政秀議員    6番 照屋唯和男議員      7番 仲村渠兼栄議員    8番 石嶺邦雄議員(13:30出席) 9番 當山 均議員    10番 福地 勉議員       11番 知念 隆議員    12番 金城利幸議員       13番 奥間常明議員    14番 田崎博美議員(13:30退席) 15番 田仲康榮議員    16番 徳里直樹議員欠席議員は次のとおりである。    5番 新垣貴人議員職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。    前川広充   事務局長        嵩本さゆり  係長    喜屋武 渉  主事地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。    當山 宏   町長          神山吉朗   副町長    比嘉秀勝   教育長         古謝徳淳   建設部長    亀島 悟   会計管理者       比嘉孝史   総務課長    我謝治彦   基地渉外課長      山内 智   企画財政課長    前原信博   税務課長        金城睦和   福祉課長    稲嶺強志   町民保険課長      上原 学   子ども家庭課長    宇榮原 孝  産業環境課長      又吉政勝   都市建設課長    金城博吉   上下水道課長      金城 悟   教育総務課長    天久 昇   社会教育課長      與那覇直樹  教育指導課長    石川 護   中央公民館長本会議に付した事件は次のとおりである。  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 一般質問 ○徳里直樹議長  これから本日の会議を開きます。 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、3番安森盛雄議員、4番奥間政秀議員を指名します。 日程第2「一般質問」を行います。 質問時間は30分以内とします。通告順に従い、発言を許します。 7番仲村渠兼栄議員。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  おはようございます。木曜日に始まります沖縄国際映画祭、その中に御当地CMという15秒のCMがありますが、それにノミネートした嘉手納町のCMが何と決戦大会に残っているということで、もし採用されると全国放送になるというすばらしいニュースがきのう入りました。それにからめてWi-Fiとか、いろんな整備、そしてイベント企画等、民間が行ったことであります。一緒になってまちの活性化を考えていきたいと思います。 通告しました5点あります。一問一答で行いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 まず1番目、米軍ヘリの飛行ルート解明を。嘉手納基地所属の救難ヘリ等が頻繁に町域の住宅地上空を旋回しております。特に屋良地区、そして西浜地区上空、早朝から深夜まで行っております。特に西浜区上空では、目視調査も私は行っておりますが、高層住宅やサンエー等を目標に旋回していると思われる行為があります。米軍ヘリの部品落下事故が起きている状況からも、早急に飛行ルートの解明を把握しないといけない状況にあると思います。そこで5点お伺いしますが、もし長くなるんでしたら、議長、資料をまた請求していきたいと思いますので、答弁について、よろしくお願いします。 (1)嘉手納基地配備のヘリの把握についてお伺いします。(2)過去5年間外来機ヘリの飛来した件数をお願いします。(3)防衛省予算で飛行ルートを解明する予算メニューはないか。(4)環境省予算で飛行ルート解明予算メニューはないか。環境低周波音のことですね。(5)飛行ルートを解明する予定はないか。5つお願いします。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎我謝治彦基地渉外課長  おはようございます。質問事項1(1)について、お答えいたします。嘉手納基地に問い合わせしたところ、同基地所属のヘリコプターはHH60G救難ヘリコプター10機が所属しているということで回答はありました。 質問事項1(2)についてお答えいたします。沖縄防衛局に問い合わせしたところ、嘉手納飛行場における外来機の飛来状況については、平成22年4月から外部委託による目視調査を実施しており、平成25年度までの過去4年間の調査結果を公表しているところであり、過去4年間の目視調査における嘉手納飛行場所属以外のヘリの離発着回数は、平成22年度1,213回、平成23年度1,309回、平成24年度669回、平成25年度759回との回答がありました。 質問事項1(3)についてお答えいたします。沖縄防衛局に問い合わせしたところ、防衛省所管の補助事業において、飛行ルート解明を目的とした補助はないということでありました。 質問事項1(4)についてお答えします。環境省へ問い合わせしたところ、航跡調査が可能な補助メニューはないとの回答がありました。 質問事項1(5)についてお答えします。先ほど述べたように、国による補助メニューがないことから、本町による嘉手納飛行場飛行航跡調査は多額な費用が想定されることから、実際は難しいと考えております。この問題につきましては、毎年行っております本省要請におきまして、住宅居住地上空における航空機の飛行禁止の申し入れを行っておりますので、継続して関係機関に要請したいと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  今課長の答弁がありました。嘉手納基地配備のヘリはHH60Gの10機ということでありますが、ほかに今見ると、それ以外の機種があるんですけれども、これは外来機ですか。それともう一つ、オスプレイはヘリですか。飛行機ですか。それもお願いします。過去5年間の件数が出ております。減っている要因は何でしょうか。平成22年が1,200回、平成25年が700回と減っているんですけれども、僕らの西浜区や屋良地区、頻繁に飛んでいるのは。そして連帯で飛んでいるんですね。早朝は2機編成、3機編成、4機編成です。そのときのHH60ではありません、これは。ほかの機種であります。その辺もわかっているのか、教えてください。 それと(5)飛行ルート解明するのは、多額の予算がかかるので、難しいということでありますが、先ほど再質問しましたオスプレイの飛行ルートは、宜野湾市や近隣市町村が目視で飛行ルートを解明した事例がありますが、それについて目視でも解明はできると思いますが、それなりに多額の予算がかかるのか。お願いします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  先ほど再質問がありました件につきまして、答弁します。 HH60以外の機体については何なのかということがございますけれども、これについては外来機ということになります。 それからオスプレイがヘリコプターなのか、航空機、固定翼機かという話でございますけれども、沖縄県のほうの統計によりますと、ヘリとして区分されているようであります。それから外来機の飛来の減についてでございますけれども、こちらの件は詳細については把握できておりませんが、基地の運用ということでございますので、特に何か訓練であったりとか、そういったので減っているというわけではございません。 あと飛行ルートの解明の件ですけれども、沖縄防衛局に飛行ルート解明について実績ないかということでは問い合わせはさせていただいておりまして、先ほどお話がありました普天間飛行場周辺における航空機の飛行状況調査ということで調査しております。実施につきましては、平成22年1月からということで行っておりまして、今年度平成26年度の契約額につきましては、7,830万円ということで、回答がございました。 目視調査につきましては、沖縄防衛局のほうで実施している実績もございますけれども、三連協におきましても、今年度は3回目視調査を行っていまして、ヘリにかかわらず常駐機、外来機を含めた形で飛行ルート含めた形の目視調査を実施しております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  課長、嘉手納町は嘉手納基地に関する使用協定をつくっております。その中で今、オスプレイはヘリとして区分されるという説明がありました。それからすると、そのかなりこの使用協定というのは、問題解決には及ばないかもしれませんが、日常的に基地被害を直面している地域にとっては、何らかの不安があることを、宮城前町長がやった経緯があります。その中であります深夜、早朝における騒音、そして飛行ルートはヘリということがありますが、過去にもB52の飛来は絶対に許されないということで、宮城町長に一般質問でやったところ、その文言が明記されたことが私の質問でありました。 今回ヘリということであれば、オスプレイというヘリもこの基地使用協定に入れる必要があるかと思いますが、それについて関連しますが、質問外でなければ答弁をお願いします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  今、お話がありました基地使用協定に盛り込んだらということでございますけれども、今こちらのほうで求めている基地使用協定に関しては、すべての航空機ということでありますので、これについてはオスプレイを含めた形での申し入れという形になりますので、よろしくお願いします。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  過去に私の一般質問で、B52の飛来は絶対に許すわけにはいかないということで、申し出したら明記された事実があるんですよ。その中に121ページの中にHH60とP3Cについて、機種の明記がされているんです。それにオスプレイを入れるということを再度検討していただきたい。時間がありませんので、この点はしっかりと再度、6月に行っていきたいと思います。 それともうひとつ、提案ですが、飛行ルートの解明等、環境問題で低周波音があります。嘉手納基地所属が宜野座に墜落して、いろんな諸問題を抱えております。その辺についても、しっかりと資料で、事前に資料の提出があれば、私のほうももっと突っ込んだ質問、いろんなかみ合った質問ができたんですけれども、そういうのもありませんでしたので、こういう時間内の質問になりましたが、しっかりとやっていきたいと思いますので、基地渉外課長よろしくお願いします。 次の質問に入ります。2.野國總管宮公園整備を。過去に、同公園の整備の質問を行いました。階段への手すり設置、これも実施済であります。招魂の塔の改修工事についても提案し、行いました。また新年度には、招魂の塔周辺の改修工事の予算化がされました。遺族会からは、とても喜ばれております。私も遺族会の皆さんとお会いしまして、大変お礼の言葉をいただいております。今回この質問は、北区区民や公園利用者からの要望がありました。比謝川遊歩道へアクセスする階段の補修について、お伺いします。現場を確認しました。3点あります。①老朽化が激しい。②重要な役割の階段である。今回防災計画ができている箇所、6カ所ということでありますが、そういう避難道にもなるかと思います。③街灯がないが挙げられます。 昨年より、比謝川遊歩道急斜面整備工事が行われておりますが、遊歩道からのアクセス階段は、この1カ所しかありません。防災計画上、必要な避難階段だと判断します。3点お伺いします。(1)この階段を設置した目的は何か。(2)防災整備(避難道)としての必要性はないか。(3)公園整備としての階段のリニューアルの予定はないか。 ◎又吉政勝都市建設課長  質問事項2(1)について、お答えいたします。階段の設置目的につきましては、風光明媚な比謝川沿いに位置する比謝川緑地公園と野國總管宮を中心とした歴史公園と階段で結ぶことで、公園が連結、一体化し、野國總管公園の持つ歴史学習の機会と、比謝川緑地広場の持つ、自然に触れる機会という双方の公園の持つ魅力を向上することを目的としております。 (2)についてお答えいたします。遊歩道は散策やウォーキングなど、広く町民に利用されております。台風接近など、災害の恐れのある場合は遊歩道ゲートを封鎖し、遊歩道の利用を制限して、安全対策を実施しております。また緊急時の避難階段としての活用も可能であります。 (3)について、お答えいたします。階段の現状につきまして、今後劣化調査等を行い、利用者が安心して利用できるよう適切な措置を行ってまいりたいと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  目的は比謝川の緑地と歴史自然に触れ合うという目的で設置したということでありますが、いつ設置されたのか。お伺いします。 それと(3)リニューアルの予定はないかということでありますが、劣化を調査していきたいということでありますが、リニューアルの予定はあるのか、お伺いします。 ◎又吉政勝都市建設課長  1点目の階段の設置時期につきましては、平成3年度であります。改修の時期につきましては、財政部局とも調整をしながら、早急に実施してまいりたいと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  ぜひですね。これ防災計画があります、総務課長にお伺いします。その中に土砂災害防止事業の中に、比謝川流域急斜面6カ所の予想がされているということで、140ページにあります。その点からしても、ここは公園宮の階段ではなくて、逆に防災計画の津波、あの辺遊歩道していたら、逃げられなくて死んでしまいます。上に逃げる18メートル、23メートル逃げるのはここしかないんです。その辺からして必要性はないか、お伺いします。 ◎比嘉孝史総務課長  まず先ほど都市建設課長から答弁のありました台風時には、まずこちら閉鎖されるということでございまして、人が入ってこないと。ただ地震、津波の際には、確かに議員御指摘のとおり、遡上が大変危険で危惧されているところであります。都市建設課長が申し上げましたリニューアルで、ぜひそこを安全に避難できる階段に検討してまいりたいと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  はい、ぜひリニューアルも、そして外灯もつけていただきたい。夕方もウォーキングの人たちもいますので、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして、3点目に入ります。町のイベント企画を問う。今年は、野國總管まつりが35周年・甘藷伝来410年を迎える記念の年です。私もイベントが好きでわくわくしております。一括交付金を活用し検討しているイベント及びまつり企画運営委員会について、問います。 (1)企画運営委員会は、現状のままでいくのか。(2)町が検討している目玉となるイベントは何か。(3)野國總管大綱引きの開催はないか。(4)野國總管まつりにうたの日コンサートで活躍している「BEGIN」に出演を依頼し、ステージを盛り上げる予定はないか。(5)嘉手納町の産業でもあります観光の目玉でもあります琉球ドラゴンプロレスに、イベント(スター選手を招待等)を企画させる予定はないか。お伺いします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項3(1)について、お答えいたします。平成27年度に開催されます野國總管まつりは、甘藷伝来410年で、まつり回数も第35回の開催となることから、10年スパンで考えますと、年数や回数で節目の年になります。事務局としましては、例年行われているまつり企画を拡充し、より充実した内容で考えております。 平成17年度に行われました甘藷伝来400年祭は、50年越しの記念イベントということもあり、組織規模の拡大、事業費予算を増額し、実施しておりますが、平成27年度の野國總管まつり実行委員会の組織規模としましては、例年の組織構成で運営していきたいと考えております。したがいまして、企画運営部会においても、実行委員会の構成団体の中から出演団体や商工会、関係団体を中心に構成していきたいと考えております。 次に、質問事項3(2)について、お答えいたします。平成27年度においては、まつり企画の内容、充実を図ることから、予算増額を予定しておりますが、増額の内容としましては、野國總管甘藷功労賞、授賞式、式典及び野國芋フォーラムの開催を予定しております。また、野國總管まつりにおける花火の拡充も予定しております。またより多くの来場者をお招きするため、町内外はもとより、県外へも積極的に周知、ピーアール活動を図る広告宣伝等の拡充などを予定しております。特別イベントなど具体的な企画内容につきましては、企画運営部会の中で審議したいと考えております。 次に質問事項3(3)について、お答えいたします。現段階において、事務局としては予算や日程の関係もあり、まつり会場外のイベント等は考えておりませんが、この件につきましても、企画運営部会の中で御意見があったことを含め、審議したいと考えております。 質問事項3(4)について、お答えいたします。御提案の「BEGIN」出演依頼につきましては、事務局としましては、難しいかと考えております。理由としましては、平成27年度もBEGIN出演の「うたの日コンサート」が本町で開催予定があり、町民にとってはBEGINを生で見て、生で音楽を聞く、年1回BEGINの音楽を堪能できる機会があります。6月に行われるうたの日コンサートと、10月開催のまつりは、期間的にも近く、またBEGIN側の日程や出演料などの諸条件的なかかわりが厳しいかと考えます。これからうたの日コンサートに向け、BEGINサイドとの調整がありますが、まずは問い合わせをしてみたいと思います。この件に関しても企画運営部会の中で御意見があったことを含め、審議したいと考えております。 最後に質問事項3(5)について、お答えします。琉球ドラゴンプロレスは、本町に拠点を構え、今年で2年になります。県内では数少ないプロレス興行が地元で直に観戦できることは、町民への新しい娯楽の楽しさを与えるものであり、また同団体は、町内の催事ごとや、地域イベントなどにも積極的に参加され、にぎわいづくりに大いに貢献していただいております。町の活性化を目指す行政としましても、高く評価するものであります。同団体が本町で旗揚げした年から、野國總管まつりにも参加していただき、子どもから高齢者まで人気のあるイベントであると認識しております。平成27年度のまつりにおいても、同団体へ参加協力を依頼する予定ではありますが、御提案の知名度の高い選手の招聘につきましては、団体側の情報を確認したいと思います。この件に関しましても、企画運営部会の中で審議したいと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  企画運営委員会で検討していきたいと、議事録をいくつかいただいているんです。12人の委員中、6人が欠席、代理委任。議事録の内容を読んでも、今私が提案したような企画等はなく、例年のものをどうしていくかというのみの議事録しか見当たりません。課長にお伺いします。 まず沖縄を代表する綱引きがあります。那覇の綱挽、糸満の綱引、与那原の綱曳、私はこの3つの綱引きを、今回この野國總管まつりや、そういうイベントにできないかということで、3カ所、2年かけて調査してきました。時期的に那覇綱挽は、野國總管まつりと同時期に行います。ギネスにも載って、約全長200メートル、総重量43トン、挽き手1万5,000人、参加人数27万人、ギネスにも登録されております。 しかし、糸満大綱引は、平成25年度に何と全国169の自治体のふるさとイベント大賞の中から見事、大賞を受賞した大綱引きであります。9月の第1週にあります。その後、この綱は廃棄処分されております。そして、与那原大綱曳、これは豊年祈願の神事として、会場では綱曳後、コンサートや花火で盛り上がる。これは7月の下旬に行われております。 私が言いたいのは、イベント終了後、綱の片付けにおいても多額の費用がかかっております。そこで片付け処分費を嘉手納町が負担して持って帰って、そして野國總管まつりまで保管し、イベントを行うという企画もあるかと思いますが、そういう企画、私が出した綱引きについての、そういう議論はありましたか。お伺いします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  再質問にお答えします。まつりの実行委員会の企画運営部会の中で、議員提案の過去に大綱引きのイベント開催についての要望があったかという御質問につきましては、私のほうでは把握はしておりません。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  ぜひですね。議事録を見てもびっくりしております。本当に決められたのをやって、12人のうち6人休んでも、2分の1だからできると、開催ができるという、こういう企画をしている団体に2,000万円近くの予算をあげて、企画運営させる。これ自体大丈夫なのかなということなんです。ぜひですね。先ほど冒頭で述べたように、御当地CM大賞、ああいう代表を入れるとか。今旬な、本当に活躍している、野國總管まつりの前夜祭、私たちは予算もとらずにやっております。私もその団体に加盟しておりますが、呼ばれたことも何もありません。そういう団体とか、いろんな団体がある中に、そういうまつりに対して、いろんな話し合いもしたい。そして場所を提供しているタバタさんにおいても、何のそういう運営委員会にも入っていない等、絶対改革する必要があります。それについてどう思うか。 それと琉球ドラゴンプロレスは、ただ会場に丸投げ、予算だけ丸投げ、これだけでやってくださいでは、私はまちの観光の目玉の産業としていかがなものか。そして企画運営会では、全島角力とか、そういうのに対して一切何の1行すら出ていない。過去のあれにも、ただ会場に投げて、予算投げて、あなたたちでやってくださいと。そういう団体も企画運営に入れるべきではないですか。それについてお願いします。
    宇榮原孝産業環境課長  再質問のほう、いくつか御質問がありましたけれども、まず1点目の隣接している商業施設タバタさんというお名前が出ましたので、これまで同様に、隣接施設のほうには駐車場等も含めて、これからまたまつりのほうの御協力を依頼するところでございます。 例年、過去2年ほど、前夜祭ということで、タバタのほうでも、まつり本番のほうの事前のイベント等を開催していただいて、本当に感謝しているところでございますけれども、今年度もその辺をタバタさんのほうとも、また状況を確認をしていきたいと思っております。 2点目の琉球ドラゴンプロレスの支援につきましては、去年はまつりのほうは台風で中止になりましたけれども、一昨年、琉球ドラゴンプロレスが、嘉手納町に旗揚げをして、その年にまつりのほうにも、初めて参加していただきました。このときには、初めてということもありまして、会場の設営場所、それと観客動員のルート、そういったもろもろのものを町のほうで、実行委員会のほうでいろいろとサポートはしてきました。角力につきましては、当まつりにおいて、これまで長い実績がありますので、特に角力の実行委員会につきましては、まつり実行委員会との、いろいろ細かい打ち合わせ等は、実際なかったかと思います。 それと最後に、実行委員会並び企画運営部会について、琉球ドラゴンプロレスとか、あるいは角力実行委員会の関係者を参加しての審議はどうかという御質問ですけれども、企画運営部会につきましては、主に舞台項目の出演団体とか、あるいは時間どりとか、そういう運営に関しての企画運営部会になっておりますので、その辺はちょっと琉球ドラゴンプロレスの関係者、角力実行委員会の関係者のかかわりとは、直接的なかかわりはないと思いますので、企画運営部会については、参加についてはちょっと難しいかと考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  了解しております。ただし課長、企画運営委員会で企画されないと、常任委員会で承認されて、まつりが行われるわけです。ですので、そこに入って、そこで物を言って企画して、いろんな建設的な意見が出ないと、何もできないわけなんですよ。じゃあこの企画委員会は別に何かそういう業者か何かやる、立ち上げる組織があるんですかということを、再度もう少し調整してください。これだけの金額がかかっているイベントですので、まちを網羅したいろんな人たちが参加できるような仕組みをつくっていただきたいと思います。 時間がありませんので、次の質問に入ります。 4.レキオフラポール設置を。沖縄県ウェルカムフラワー事業協同組合が昨年設置されました。この事業は県内に、ハンギングフラワー7社が出資して、次世代都市型グリーンインフラ整備です。この機器は、①太陽光発電パネルを設置。②LEDの照明の設置。③監視カメラの設置。④吊り下げの植物プランター(自動灌水機付)。⑤広告幕の設置。5点セットの防犯灯や街路灯になります。特許申請済みであります。次世代都市型グリーンインフラですので、公共の施設、地域活性化に向けた商店街や公園等の街路灯や防犯灯として期待されている商品であります。 今回この商品の取り扱いが、嘉手納の業者が代理店を取ることができました。そこで、これまでの防犯灯や街路灯には、監視カメラや吊り下げの花のプランターが設置された防犯灯や街路灯はありません。川崎の事故のように、防犯カメラがなければ、犯人の逮捕までは至っておりません。そういう形で、防犯カメラが必要な時代になったという現実に悲しさはありますが、必要だと思っております。特許を申請し、花を身近に感じることのできる事業で、またこのポールには、広告等も設置でき、例えば糸満高校が甲子園に行っていますが、「嘉手納高校甲子園出場」「野國總管まつり」という広告の横断幕、小さい幕を設置することもできます。花のプランターは鉢式で、3個から6個の鉢のセット、台風におきましては、この鉢の避難が可能で取り外しが可能です。年中、生花が可能であります。特に甘藷伝来410年には、花ではなくてプランターに「かずら」を植えて、かずらを垂れ下げながら、「甘藷伝来410年の町」にできることもあります。当事業組合は花の専門家ですので、育成もできますが、地域活性化を図ることを目的としておりますので、当町の社会福祉協議会やNPO、シルバー人材等の委託契約もでき、地域雇用創出も盛り込める事業であります。そこでお伺いします。(1)町の見解は。(2)先ほどこういうこれはイメージ図なんですけれども、この花じゃなくて410年祭には「かずら」を下げながら、「甘藷伝来410年まつり」ということで、町に置く。それで今、ドームにある太陽光LEDのポールですけれども、そのポールの半分の値段で防犯カメラがついて設置できます。線の工事もいりません。そういう形で画期的なことですので、ぜひ町の見解をお伺いします。 そして(2)野國總管まつり410年祭の目玉として「かずら」を嘉手納町内に、そういう形でやってはどうか。そして(3)設置の予定はないか。お伺いします。 ◎又吉政勝都市建設課長  質問事項4(1)と(3)につきましては、私のほうから答弁したいと思います。よろしくお願いします。 質問事項4(1)について、お答えいたします。議員提案のレキオフラポールは1基で①太陽光パネル。②LED照明。③監視カメラ。④自動灌水機吊り下げタイプの植物プランター。⑤広告幕の5点の機能を兼ね備えたポールであります。太陽光発電で蓄えた電気で、灌水システムを動かし、自動でプランターに水を送る仕組みで、管理の省力化に加え、環境美化や沖縄観光のイメージアップをアピールでき、さらに安全、安心の観点からLED照明や監視カメラ機能も有しております。担当課としましては、1基で複数の機能を有しており、興味深いものと考えております。 (3)について、お答えいたします。レキオフラポールの導入につきましては、その効果を検証したいと考えており、実際に設置している市町村があれば、その実績等を参考にして、検討してまいりたいと考えております。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項4(2)について、お答えいたします。野國總管410年まつりの目玉の事業としては、ということの御提案ですけれども、先ほど都市建設課長もお答えしましたように、町民のものづくりを推奨する産業環境課でも、その斬新的な発想と、1基に多様な機能を備えたポールには、大変興味深く、関心もございます。しかし、予算の面や甘藷伝来410年を記念した野國總管まつりへのレキオフラポール設置につきましては、野國總管や甘藷に特化したまつり開催本来の趣旨、目的にはなじみにくいものであり、まつり実行委員会での設置は困難であると考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  議員になりまして、町のために何かできるものはないか。模索しながら、いろんなことで、この組合の方々と出会えることができました。行政側のメリット等をお伺いしております。しかし今、私は調査をしていろいろとやって、これは嘉手納町が先頭に立って、都市型グリーンインフラを沖縄県の観光一括交付金、これ一括交付金対応事業であります。どこもやっておりません。嘉手納町の企業がベンチャーとして頑張って、その代理店をとるわけですので、それをどこがやるのか。新規なのか、見ていきたい。嘉手納町がやるんですよ。そして社会福祉協議会や社協の皆さん、いろんなありますので、福祉課長にも確認しますけれども、そういう中でこういう人たちの苗をつくって水やりをしながら、そういう人たちの雇用創出も生まれるわけです。雇用からも必要なんです。そういう中で、私は野國總管の「かずら」が吊り下がってこういうイベント会場にこういう花が、こういう「かずら」が下がって「野國總管甘藷伝来410年」私は目玉になると、私は思っておりますが、課長は目玉にはならないと言っていますが、私はこれ目玉になると思っています。このかずらから芋ができるわけですので、ですので、これは意見の違い、思いとかあるんですけれども、これをやるために、私は本部の海洋博会場や、北部のバラ園とか、いろんなところに行って調査研究もしてきましたので、ぜひですね。この辺、もう少ししっかりとやっていただきたい。 課長にひとつお伺いします。行政側のメリットとして、この1基5つの機能がついたメリットというのは、今答弁できますか。 ◎又吉政勝都市建設課長  このレキオフラポール1基でのメリットという御質問ですので、やはりこの1基で、そういう太陽光パネル、LED照明ということで、省エネ、地球温暖化にも貢献できるのかなと。それから監視カメラも備えていますので、防犯上のあるいはそういう面からも安心、安全なまちづくりの観点からも効果があるものと。 あと、自動灌水機ということで、水やりのタンク、定期的に水をやるわけではなくて、タンクにいったん水を貯蓄しておれば、それが自動的に灌水できるということでは、維持管理面からの簡素化といいますか。そういうこともメリットのひとつと。 あとは広告幕がありますので、各種イベントやそういった案内等の広告幕にも活用できるということで、1基で5点のメリット。それがあるというふうに考えております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  私がはじき出して行政側のメリットとしては課長、まず配線工事が不要なために、設置場所を問わない、1点目。 あとは答弁にあったように自動灌水システムのため、運用管理のコストがランニングコストが低く抑えられている。電気設備、電気工事が不要で、工事のコストが抑えられる。外灯防犯カメラも設置でき、防犯の抑制やまず花とか、いろんなのがありますので、監視カメラ、露骨に出た防犯カメラではありませんので、安心して道の駅や公共観光施設にも利用できる。外灯のイメージが変わると同時に、花のある日常、住民や観光客に与える地域のイメージアップにつながると。そして社協を中心とした方の雇用創出につながるというのが、私は行政側のメリットだと思います。 福祉の担当課長にお伺いします。こういう形で、社会福祉協議会にも話は、ちょこっと投げてはありますが、中でそういう、今いるⅡ型の障害の皆さん。Ⅱ型で今雇用している皆さんがおりますが、そういう中でこういう苗をつくったりするのは可能でしょうか。 ◎金城睦和福祉課長  以前に、社協のほうでは、そういった花苗の取り組みといいますか。そういった栽培等はやっていましたけれども、現在は行われておりません。今おっしゃった「てぃんがーら」のほうでは、ペットボトル作業であったりとか、洗剤等の作業が行われております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  先日、屋良小学校と嘉手納中学校の卒業式に行きまして感動しております。そこにたくさんの生花がありました。いきいきと色とりどりでありました。その花も利活用できるわけなんです。プランターに移すことによりまして。ですので、こういう公共的な組合がつくった、そういう施設活用というのを、一緒になって取り組んで視察研修、いろんなのがあると思いますので、海外はそういうものの先進地であります。特にパリとか、ヨーロッパあたりには、街灯にすべてこういう花を置いて、いろんなのをやっております。しかし沖縄は、平均7.4回の台風銀座と言われておりますので、それが台風のときに外すことができる。また広告等に、横断幕についても、企業にスポンサーをつけることによって、このスポンサーからの収益もできるということで、本当に画期的な事業でありますので、ぜひですね。今ある太陽光の防犯灯がありますが、それの半分以下でできる事業でありますので、画期的な事業をぜひ検討をしてください。 次の質問に入ります。5.道の駅に「Wi-Fi」の設置を。今、議場にあるのもWi-Fiだと思います。ただし、先ほど今、朝来てやると、Wi-Fi飛ばしたら、まだ試験機能ということで、まだ飛ばなかったんですね。多分あれもそうだと思います。道の駅には、県内外から観光客ではなく、近年外国、東南アジアからの観光客が目立っている中、ただし道の駅の学習展示室のみには、ああいうWi-Fiの機械が入って、受信基地がありますが、周辺にはこの受信基地がなくて、とても不便を来しているという声を、先日、海外キャンプに訪れた韓国アーチェリー協会のメンバーからお話がありました。 特に、韓国、中国、台湾、香港の観光客のほとんどは、日本の旅行に来るときは、日本の観光マップを購入するのではなく、事前に沖縄のことをWi-Fiで調査して、観光に訪れるということであります。その情報のほとんどがWi-Fiによる口コミ情報から得ているのが現状であります。また先日、テレビの報道特集がありました。九州地区の観光施設にWi-Fiの導入がわずか九州地区、福岡を除いたら15%台で、国も本腰をあげていきたいということで、しかし大阪、名古屋、東京、京都は50%超えているという状況であるということでした。 本町においても、ネーブルカデナにおきましては、沖縄県の助成をいただいてWi-Fiを設置しております。これについても、私のいろいろ調査をいろいろやってきたんですけれども、どうして道の駅にできていないのか。私はできていると思っておりました。そこで、今職員の皆さんのところには、地域で導入事例の新聞広告等があります。まず(1)設置の補助制度の把握はされているか、(2)設置の手続は、指定管理が行うのか。町が行うのか、(3)設置の予定はないか、お伺いします。 ◎山内智企画財政課長  質問事項5(1)について、お答えします。補助制度といたしましては、一括交付金を活用して、他市町村において実施した事例があることを把握をいたしております。 (2)について、お答えいたします。設置につきましては、町が行うことになると考えております。 (3)について、お答えします。観光拠点における環境整備の一環としてWi-Fiにより観光客等の来訪や住民の情報収集等の利便性を高めることは必要性があると考えております。つきましては、道の駅のWi-Fi環境の整備につきましては、今後調査を行い、課題を整理しながら設置に向けて前向きに取り組んでまいります。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  ぜひ検討していただきたい。今回観光ガイドが1期生10人が認定されました。その人たちがこのWi-Fiがあれば、町がそういうWi-Fiの観光アプリを導入してつくって、嘉手納観光ナビとかつくっていれば、それを見ながら、そして同時に韓国語、中国語、台湾、香港、英語、フランス語、いろんなのに翻訳できれば、観光ガイドとしてさらなるイメージアップが図られると思いますが、観光ガイドの中にはこういうWi-Fi等の話はあったと聞いておりますが、担当として産業環境課のそういうガイドもつくったんですけれども、必要性は感じておりますか。 ◎宇榮原孝産業環境課長  まず道の駅のほうが、平成14年に建設されまして、もう10年以上も経ちます。産業環境課としましては、現在の情報社会の中で情報発信は重要なものだと痛感しております。道の駅のリニューアル計画は淡々と進められておりますので、そのWi-Fiの設置についても、先ほど企画財政課長から話があったように、我々のほうも前向きに取り入れるということで、今方針としては持ってはおります。平成27年度におきまして、基本設計、実施設計までできればと思っておりますけれども、その計画書の中にそういう情報発信の強化の中で、Wi-Fiのほうも示していきたいと思っております。 また、観光ガイド育成につきましても、同時に人的ピーアールと、そういう機械的な情報発信というのをともに強化していきたいと考えております。必要性は十分にあると思っております。 ◆7番(仲村渠兼栄議員)  必要性はあるということを引き出しましたので、ぜひですね。今沖縄市が一括交付金を使いまして、3時間無料という何か規定をつくってしまって、あまりにも基地が小さくて、3時間しか無料で発信できないようなWi-Fiをつくって、またそれをするには多額の金額がいりまして、大変な失敗事例をつくっております。多分失敗事例といってもいいでしょう。そういう形で3時間しか使えないんですよ。飛行機はいろんな便があってくるわけですけれども、3時間しか使えないもので、24時間使えないわけです。そういう中で、観光客が55万人も来て、その中にはいろんな人たちが来ます。町の近くにそばが食べたければ、Wi-Fiを飛ばして、そういう観光アプリがあれば、そこに近くにそば屋があります。パン屋があります。いろんなプロ野球が来ています。それも一括して網羅、自治体、観光、ましてやそして防災、警察、何か犯罪に巻き込まれたとか、すぐ警察も近くにあります。医療、病院もあり、あとは在宅高齢者とか、商店、地域の住民、学校やいろんなのに取り込めるこのWi-Fiのスポットによって、たくさんのことができるということでありますので、その辺は私よりも副町長、専門だと思いますが、その辺ですね。一括交付金をつくって、先ほど資料にあげたようなところの先進地に並ぶような観光地として、リードする、55万人来る全国でも6番に入る施設ですので、引っ張るようなそういうWi-Fiを設置する予定は、心意気はないか、副町長お伺いしたいと思います。 ◎神山吉朗副町長  今、企画財政課、それから産業環境課のほうが、答弁があったとおりWi-Fiの詳細についてはよく認識しています。設置するからには、やはり使いやすくて、維持管理がしやすい。維持管理費用があまりかからないというのを入れませんと、やはり一番問題なのが、やはり維持管理費用です。その辺もしっかりと研究した上で、設置に向けて前向きに取り組んでいきたいと思っています。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午前11時03分 休憩 △午前11時13分 再開 ○徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 15番田仲康榮議員。 ◆15番(田仲康榮議員)  おはようございます。15番田仲康榮でございます。通告してありました一般質問4件、提供してありますので順次、質問を行いたいと思います。 まず第1点目、辺野古新基地建設阻止に向けて、力を結集していただきたいということで、町長の姿勢を問いたいと思います。 辺野古新基地建設反対の民意は、昨年の名護市長・市議選、沖縄県知事選、衆議院沖縄選挙区での結果で明確に示されております。当然、政府は圧倒的なこの民意に従い、新基地建設の工事中止を即刻、行わなければなりません。ところが安倍政権は民意を完全に無視し、海底ボーリング調査のための10トンから45トンものコンクリートブロックを海中に投下して、サンゴなど自然豊かな大浦の海を破壊しようとしております。 一方で、抗議を続ける市民や県民に対し、海や陸で海上保安庁、県警、さらには米軍の警備員を投入し、襲いかかり負傷者や不当逮捕者、拘束をを行うなど重大な事態に発展をしております。このような市民、県民に対する国の強権的な弾圧や抑圧を絶対に許してはなりません。 町長は「建白書」の国に対する要請にも賛同し、行動をともにして、選挙結果の民意を尊重すべきと私のこれまでの一般質問に答えてまいりました。国が民主主義国家の姿をはぎすて、辺野古に深刻な事態を引き起こしている今こそ、「建白書」の立場に立ち、新基地阻止の姿勢を明確に示すときだと考えるものですけれども、次の項目について、町長の見解をお伺いしたいと思います。 まず(1)現時点の辺野古での新基地建設工事の強行についてどう考えていらっしゃるのか。 (2)「建白書」の立場で市民、県民とともに今こそ、行動すべきだと考えるけれども、どうなのか。 (3)お隣読谷村では、村長や自治体、村内団体、議員などで実行委員会を結成をし、辺野古支援バスを毎週運行しております。嘉手納町でも「建白書」の立場から、即刻行動に参加すべきではないかと考えますけれども、見解をお伺いしたいと思います。 (4)翁長雄志県知事は、埋め立て承認の撤回問題で第三者委員会を立ち上げ、岩礁破砕の取り消し等を含め、前知事の承認撤回を視野に新基地は絶対つくらせないと政府へ厳しく対応する姿勢であるけれども、その姿勢について、どう考えられるのか。町長は、新知事の対応に注目したいと昨年12月の議会でも私の質問に答弁をしておりますので、その件から進んだ現時点でどういうふうな考え方なのか。お伺いしたいと思います。 2番目の質問に入ります。平成27年度町民要求実現、町政運営に当たっての重点施策申し入れへの対応ということで、せんだって1月に申し入れを行っております。私は、例年新年度の予算編成時期に際しては、町長に対し町民要求実現と町政運営に当たっての重点施策の申し入れ、要望を行ってまいりました。これまで各種の施策に反映され、町民要求の改善が実施をされてまいりました。平成27年度も1月末に提出してきたが、申し入れの要望事項に対し、どのように検討されてきたのか。下記の各章ごとに問いたいと思います。 (1)くらし、医療、福祉の充実について。(2)基地、環境、平和問題解決について。(3)教育、スポーツ、観光振興について。(4)地方自治の前進、民主主義擁護についてであります。これらの各章ごとには、第1章で11項目。第2章で13項目。第3章で9項目。第4章で7項目のトータルで40項目を挙げて要望をいたしております。ここで答弁を解明するというのは、時間がかかりますので、第1章から第4章までの大きな項目に対する基本的な姿勢、見解をお伺いしたいと思います。そして各章ごとの個別項目については、3月定例会終了後、速やかに回答を求めたいと思います。 3番目の質問に入ります。町立「民俗資料室」の早期建設と開設(室)条件の改善をということについてであります。町立の「民俗資料室」は町の生い立ち、町民の歴史的な風俗、習慣の記録、保存、有形、無形の民俗文化財の保存、発掘、政治、経済、社会関係資料の収集、整理、発刊、野國總管資料の収集、整理、保存(発刊)など町民に必要な情報を提供する生涯学習の知恵袋として、重要な施設となっております。現在の「民俗資料室」は、町民の身近に役立つ文化、歴史施設としては多くの改善点が求められております。特に収集資料の有効的な整理、展示室の改善は重要であります。展示スペースも狭い段階に依然としてあります。もっと拡張すべきであります。野國總管資料、阿麻和利資料を総合的に独自スペースを確保して、充実を図るべきことは言うまでもありません。新しい活動拠点となる「町立歴史民俗資料館」として、早期建設を図り、充実、強化し町民の期待に応えるべきであります。 次の点について、お伺いしたいと思います。(1)現行開室日を土、日も含め、町民の利便を図るべきではないかということであります。現在は、土日は休室になっております。(2)開室時間を午後8時までに延長できないか。御検討をお願いしたいということであります。現行では5時になっております。(3)現在の「民俗資料室」の体制はどうなっているのか。お伺いしたいと思います。(4)「民俗資料室」の建設予定、これは「館」のことであります。民俗資料館の建設予定はいつなのかお聞きをしたい。というふうに思います。当然、「館」としての規模への拡充を想定しての質問であります。 4番目の質問に入ります。屋良第2児童公園、通称(パンダ公園)北側に新設道路の促進を図ってほしいということであります。屋良第2児童公園(パンダ公園)の北側出入口付近まで東側からの進入路の私道、生活道を延長し、周辺生活環境の改善を図る必要があると思います。パンダ公園北側出入り口までは約40メートルの整備をすれば、生活環境の利便性が一段と高まります。東西が現時点で行き止まりになっているのを接続をして、対面ができる可能性が十分に考えられます。行政として、地域住民との調整を早期に行い、整備促進を図るべきではないかと思いますけれども、お聞きをしたいと思います。この件については、町長の施政方針にもかなうと思います。いつごろまでに改善するおつもりなのか。当局の見解を伺いたいと思います。 以上で、提起を終わりますけれども、自席から一問一答で、さらに内容を深めていきたいと思います。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎當山宏町長  質問事項1(1)について、お答えをしたいと思います。議員も先ほど申し上げておりましたけれども、直近において実施をされた一連の選挙を通じて、普天間基地の県内移設の断念等を求め、辺野古への基地建設に反対する名護市民や大多数の県民の意志は明確に示されたものと認識をしております。したがって現在、辺野古において推し進められている基地建設工事については、地元並びに県民大多数の民意への配慮を欠いた対応であると考えております。 次に、質問事項1(2)(3)について、まとめて答弁をしたいと思います。「建白書」では、MV22オスプレイの普天間基地配備の撤回と、そしてCV22オスプレイの嘉手納基地配備計画の撤回、そして普天間基地の閉鎖、撤去、県内移設断念を求めております。沖縄の米軍基地の負担軽減及び日米安保の負担は全国で担うべきであるとの立場で、「建白書」の趣旨に賛同するものでありますけれども、それを具体的に行動に訴えることについては予定はしておりません。私は嘉手納町を代表する立場でありますので、権限の範囲にもおのずから限界があると思っております。また常に嘉手納町の利益を最優先に考える必要があると考えております。そうしたこと等も踏まえ、御質問の行動提起に関しては慎重であらねばならないと考えております。 続きまして、質問事項1(4)について、お答えをいたします。知事はあらゆる手法を駆使して辺野古に新基地をつくらせないとの公約を掲げており、その実現に向け、第三者委員会を設置して、前知事の埋め立て承認に瑕疵がなかったかについて、承認の取り消しも視野に検証作業を進めております。また現在、国により進められている新基地建設に対しては、作業の一時停止を求めることや、岩礁破砕の許可取り消しも検討していると言われております。これは知事と政府との対話のめどがたたない中にあって、知事がみずからの公約の実現に向けて、強い姿勢で臨んでいることを示すものであると考えております。 続きまして、質問事項の2について、お答えをしたいと思います。質問事項2(1)から(4)について、お答えをしたいと思います。田仲議員からは例年、住民要求実現及び町政運営に当たっての重点政策についての要望を受けております。今年も1月30日付けで平成27年度にかかる要望書の提出がございました。毎年度における要望の内容は多岐にわたるものでありますけれども、これまでもまちづくり等の参考にさせていただいております。平成27年度の分野ごとの要望事項の中にも、私が掲げている政策に共通する項目もあることから、今後の調整運営にあたり、あるいは施策の取り組みに際し、参考にしてまいりたいと考えております。一通り40項目、目を通させていただきましたけれども、その結果、私の政策に共通するものもあるということで、今後の町政運営、まちづくりの参考にしていきたいと思っております。 ◎天久昇社会教育課長  質問事項3(1)から(3)につきましては、職員体制と関連しますので、一括してお答えいたします。 現行の「民俗資料室」の開設につきましては、平日の月曜日から金曜日、午前8時30分から午後5時までとなっております。また現在の職員体制は、町史文化財担当職員として1名配属され、町史編さん嘱託員として2名配置されております。土曜日、日曜日の開設に際しましては、職員の増員配置が必要になるものと考えております。また、議員提案の午後8時までの開設につきましても、土日の開設と同様に、職員の確保が必要になるものと考えております。そのようなことから、他市町村において管理している資料館等へ赴き、土日祝日等の利用状況、職員の配置などについて調査、研究していきたいと考えております。 質問事項3(4)について、お答えいたします。現在の資料室の建替えにつきましては、平成27年度より建設に向けた体制づくりをしていく考えでございます。建替えの際には、展示室、収蔵庫等の施設の拡張と、展示内容の拡充とともに、野國總管や甘藷に関する資料等の展示も行っていきたいものと考えております。館としての規模の拡充につきましては、建設に向けた検討で協議されていくものと考えております。 ◎又吉政勝都市建設課長  質問事項4について、お答えいたします。議員御指摘の道路は、現在、位置指定道路になっており、一部個人によって整備がなされております。当該地域につきましては、第二次嘉手納町土地利用基本計画の中で、営農環境に配慮するとともに、周辺地域の道路ネットワークの整備に努める。とあります。そのようなことから、道路整備につきましては、今後検討してまいりたいと考えておりますが、いつごろ改善できるかという点につきましては、整備には関係者の合意形成や財源の確保などが必要なことから、ルートや工法などの基本的な検討を行うとともに、関係機関との協議を行い進めてまいりたいと考えております。 ◆15番(田仲康榮議員)  辺野古の問題について、町長の見解が表明されましたけれども、今辺野古の実態について、町長現場のほうに行かれたことありますか。 ◎當山宏町長  現場に行ったことはございません。 ◆15番(田仲康榮議員)  もしそうだということであれば、ぜひ現場のほうに御足労いただいて、現場でどういう事態が発生しているのか。まずそこをごらんになって、みずからやはり何か行動するのはないかどうかの判断もぜひやっていただきたいと思います。 私、辺野古の現場にはこれまで何回か行ってきていますけれども、現場ではまさに民主主義の国といえるかどうかというのを、本当に疑問に感じるようなことが、随所で行われております。私ここに当時の現場でいろいろと指導的な立場で辺野古反対の運動をしていた方が、米軍の警備員によって、背後から引きずりこまれて、その基地内で拘束されたものの、極めてショッキングな写真を今、拡大して持ってきたんですけれども、これは一部、写真にも出たんですけれども、本当にこういうふうな事態が現実に発生しているわけです。私はこの辺野古の海に基地をつくらせないというのは、県民の圧倒的多数の民意だと思います。これは先ほど町長もしかるべき答弁されておりますので、これは私共感します。ただし、確かに町長が、町長に出られるときに、いろんな方々の支持を受けられて、町長職についているというのは、私も認識をしております。ただその問題と、実際に沖縄の100年先、200年先までつくられようとしている基地が完成することによって、嘉手納町もこれに巻き込まれてしまうという事態も、あわせて出てくる可能性が非常に高くなってきているんですよ。これなぜかといいますと、先ほど町長は、自分は、いろんな立場の皆さん方から指示をされて、基本的には町民の利益を守る立場にあるんだということを言われておりますけれども、これは確かに私はそうだと思います。そうであればこそ、この辺野古の新基地の建設によって、そこに新たにF35とか、あるいはオスプレイ、これはこの段階では、海兵隊使用のオスプレイと海兵隊使用のF35の配備飛来というのが考えられますけれども、これは当然と言っていいほど、嘉手納基地に来るのはほぼ確実と見ています。だとすると、爆音の問題だけじゃなくて、外来機が増えることによって、町民の生命安全というのが脅かされかねない。こういう事態に遭遇することは、ほぼ考えられます。だとすれば、これこそが町民の利益を損なうような事態の発生だと私は思います。こういう事例が起こり得るという考え方は、町長の認識の中にはないんですか。それひとつ、お聞きしたいと思います。 ◎當山宏町長  ただいまの質問でありますけれども、そのような可能性があるという認識はございます。ただやはり、私先ほども申し上げましたけれども、例えば、嘉手納基地において、例えばオスプレイが導入されると。あるいは基地機能の大幅な強化がなされるという場合については、これまでも申し上げておりますように、町民の先頭に立って、当然その行動を起こすということについては、その意思を持っております。ただいろんな嘉手納基地においても、問題も抱えておりますし、その改善を図っていくという使命も私にはあるだろうと思っております。この辺野古のほうへ、具体的な行動を起こすことによって、いろんな意味での町民の利益を守る体制交渉、あるいは米軍交渉、そういったことも含めた場合の影響等もやはり考えないといかんだろうというふうに私は思っております。多くの皆さんから支持を受けたということは当然ありますけれども、やはりその中でも、町民のことを最大限、やはり私は考えて行動する立場にあるだろうと。そう考えますと、確かに辺野古の問題も大きな課題ではあるんですけれども、いろんなことを考えた場合には、先ほど申し上げましたように慎重であらねばならないだろうというような観点での、先ほど申し上げた見解でございます。 ◆15番(田仲康榮議員)  私この中で、あえて読谷村のほうで、毎週辺野古に向けてのバスを仕立てているという話をしましたけれども、これ確かに村が主催をしてやっているということではありません。だけれども、そこに「建白書」の立場で、一緒に参加をした村長が加わって実行委員会をつくって、辺野古のほうに新基地ができれば、当然沖縄全体にこれ影響を与えると言われております。私もそういうふうに思っております。それで、特に嘉手納町の場合は、基地を広大に抱えていて、その嘉手納基地が動けば、沖縄全体が変わってしまうと同時に、特に海兵隊に動きというのは、現時点では沖縄にある米軍基地の中でも、海兵隊の基地の占める面積は圧倒的に多いし、そこに展開をしている海兵隊が、アメリカが急行する戦争や紛争の中に投入されていて、実際には嘉手納にもその影響があるわけです。アフガニスタンでもそうでしたし、イラクがそうでしたし、現時点ではやはりそういうふうなことを想定をした訓練を行っているわけです。ですからそういうことからすれば、当然、他人ごとではおられないんですね。海が破壊されるというのは、決して辺野古の大浦の皆さん方とか、あるいは辺野古の皆さん方だけの問題ではないんですよ。海は世界につながっています。嘉手納にもつながっています。ですからそういう面からすれば、当然やはりそういう立場で、町長としても、何らかの形でのきちんとした取り組みを私はやるべきではないかと。これはときと場合によっては、個人の立場でも、やはり当然こういう取り組みに参加をしても、「建白書」に参加をしたという大義名分がありますので、そこからは行動は提起できるだろうというふうに思います。嘉手納のほうにはオスプレイ配備反対の、あるいはCV22オスプレイ阻止の実行委員会があるはずなんです。そこを動かして、辺野古の問題を考えるということもひとつの道ではないかと思いますけれども、その辺については、町長どういうふうにお考えでしょうか。 ◎當山宏町長  ただいまの読谷村の取り組みごとのお話がございましたけれども、読谷村については、読谷村長も参加をされていたように思いますけれども、村長は村長なりの考え方があるんであろうと。いうふうに思っております。それぞれの市町村の事情がございますので、それはあるだろうと思いますけれども、確かに辺野古の基地が建設されることによって、嘉手納基地も含めた県内のいろいろな影響があるということも想定はされます。そういったことも含めながら、ただそれだけを考えてというわけにはいかんだろうと。先ほど申し上げましたように、町民の立場、あるいは嘉手納町の立場を最優先にするという観点での、いろんな形でのやはり熟慮をしないといかんことだろうと思っております。実行委員会、CV22オスプレイの問題、反対する実行委員会、今はまだ継続はしておりますけれども、直接的にはこの問題と辺野古の問題との絡みはないのではないかと思っております。先ほど申し上げましたように、今回の「建白書」には、嘉手納町のCV22オスプレイ配備計画撤回の要求も入っています。そういった意味からして、当然私としても「建白書」に賛同をしてきたというような状況もございます。 それ以外の部分についても、先ほど申し上げました理由で賛同しているわけでありますけれども、もろもろのやはりことを考えながら、行動はしていく必要があるだろうというふうに思っています。 ◆15番(田仲康榮議員)  町長が町長の立場で慎重を期して、こういった問題に対応している立場は十分わかった上で、この質問をあえて私は今回やったわけです。これは現場を見た場合もそうですけれども、沖縄の基地そのものが、がらっと変わると思います。辺野古に新基地が建設された場合はですね。いわゆる日米両政府というのは、普天間基地よりも小さいんだと、実際にやるところはですね。いうようなことを言っているんですけれども、しかし実態はそうじゃないです。これは国会の議論の中でもはっきりしていますように、それからアメリカの国防総省が出した内部資料でもはっきり示されているように、普天間になかった軍港機能とか、あるいは弾薬庫機能とか、かなり桟橋もなかったんですけれども、やはり3万トンクラスのヘリ空母なんかも、優に入れるような272メートルの桟橋なんかできます。これ明らかに軍港になります。ですからそういうふうなものになれば、我々が言っているように、単なる普天間の危険性の除去によって、それを辺野古新基地に移すんだというふうなものとは、全く内容が違うような実態というのは実は明らかになっております。 こういうことが起これば、当然その「建白書」、私「建白書」の全文を今持っているんですけれども、この中にもオスプレイの配備を直ちに撤回するというのと同時に、嘉手納へのCV22オスプレイの配備計画も撤回、そして同時に普天間の基地の閉鎖撤去と、県内移設を断念することというのが、この主な中身になっております。1番目、2番目のですね。それからすれば当然、いろいろあるかもしれませんけれども、今差し迫って嘉手納基地の機能強化等の関係でいえば、オスプレイの配備の問題というのは、当然今でも海兵隊使用のオスプレイがほぼ連日と言っていいぐらい、嘉手納上空を通過をしたり、あるいは嘉手納基地に着陸をして、弾薬類を積んで、沖縄周辺の訓練場で演習を続けるというふうな事態も起こっているわけです。これは辺野古が出き上がれば、当然もっとその頻度が高くなります。オスプレイが配備されたときに、嘉手納だけでも1,200回、年間ですね。嘉手納に来ると。これは普天間のほうに弾薬機能がないからです。嘉手納のほうにこれは弾薬を積んで練習場に行けるからです。ですからそういうふうなものがあって、結局、私たちはこの「建白書」の実行という意味で、この辺野古新基地を絶対に許してはならないというふうなことで、今オール沖縄でこの問題をとらえて進めているわけです。これはやはり本当に県民にとってはイデオロギーをこえた立場での、これ以上もう沖縄には基地はつくらせてならないという民族の叫びだと思うんですよ。ですからそういう意味では、ぜひその立場に立った、ひとつ御検討と町長の行動を私は期待したいと思います。ひとつぜひ、そういう意味から町長として何ができるのかということも含めて、要するに前向きに御検討いただきたいということで、この1番目については、これで終わりたいと思います。 あと、2点目の例年、当局に対して要望として出している町民要求実現と町政運営にあたっての重点施策の申し入れについてなんですけれども、この件については、ずっと以前は、前町政、前々町政のときには、大体その時点で回答もよくしていただきました。ところが近年は、申し入れ要望を受けるというだけで、基本的な姿勢はそのときに表明をしていただいたというのが、経緯としてはありますけれども、やはりこれからの新しい町政の中で、町民の要求がどういったものがあるのか。あるいはこれからの町政運営にあたって、どういう立場でやはり町民要求の実現のために、やはり町政運営を進めるのかという、ごく基本的なことについて、40点ほど要望をいたしました。これについては、先ほど町長のお言葉のように、これからの町政のいわゆるまちづくりと町政運営の参考にしていきたいという表明がありましたので、ぜひその方向で、御協力をいただきたいというふうに思います。 各章ごとの部分については、確かに町長の施政方針、それから去る町長選挙に当たっての町長の公約、基本政策の中にも、項目として出ているのもございますので、ぜひその方向で町政運営に反映をさせていただきたいということで、改めて要望はしておきたいと思います。 あと3点目の「民俗資料室」についてなんですけれども、課長の答弁では、いわゆる検討委員会のほうで、現時点は月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時まで、入室が4時半までという形になっていますけれども、この時間帯でいきますと、もう民俗資料室がどういう役割を果たしている感じと、もう私申し上げませんけれども、やはりこの時間帯というのは、決して民俗資料室というのは、図書館みたいに子どもたちの健やかな成長を図るために必要な知識を収集するだけの問題ではないわけですから、当然、働いている皆さん方、町民の皆さん方、この皆さん方にも基本的には開放すべきだと。それからすると5時までに閉館をするというのと、それから土日に閉館というのは、全く一般町民の民俗資料室の活用というものを阻害するような時間帯になっているんじゃないかというふうに私は思います。 ですから、そういう意味では、やはり嘉手納のまちをつくり上げてきた高齢者の皆さん方も含めて、一般の町民がやはりこの資料館を活用するためには、現行のやはり開館、開室時間というのは、やはり思い切って変更すべきじゃないかと。例えば、午前中の部分については、確かにいろいろあるかもしれませんけれども、せめて閉室の時間だけは延長していただきたい。これはやはり働いてお家に帰るのが、大体6時ぐらいですよ、早くてね。ですからその後、民俗資料室に行くということになれば、当然資料室とか、あるいは何か読んだりするということになると、時間はやはり2時間ぐらい必要だと思います。そうだとすればやはり閉室の時間というのは、8時までは何とかやっていただきたいというふうなことだと思います。そして休日については、大体こういう町民に開放している公共施設、あるいは特に博物館とか、あるいは図書館関係も含めて、やはり土曜日、日曜日に活用する皆さん方が、やはりいらっしゃるということですので、ここはぜひ土日は閉館ではなくて、ぜひ開館にしていただきたい。私もこの前、土曜日に行ったんですけれども、いろいろと見たいのがあって行ったんですけれども、結局、閉館していたものですから、思わず周辺を見たら、その車庫の中に、町民から恐らく提供されたものではなかったかと思いますけれども、骨壺の非常に古いものとか。そういったのが、駐車場の中に車庫の中に無造作に置かれているんです。あれはやはりもったいないと思います。やはりそういう人間の歴史をよく見る部分の施設については、きちんとして整理をして、展示をすることが必要だと思います。ですからそういう意味でも、展示室の改定とか、そういったものをお願いしたいと思いますけれども、再度新しい民俗資料館の建設の時期も含めて、どうされるのか。ひとつお聞きしたいと思います。できれば教育長、少し答弁できるんでしたら、どうぞ。 ◎天久昇社会教育課長  確かに議員が御提案のとおり、承知しておりまして、今後建替えの際にはまたこういう収集、資料等に関係につきましては、展示の内容の拡充とともに建設に向けて検討していきたいということで考えております。あと、開室の時間等につきましても、近隣資料館等を勉強しながら、また前向きに事務局内で検討していきたいと考えております。 ◆15番(田仲康榮議員)  新しくかわるその民俗資料館というのは、私前聞いたときに、この新しいプラザのほうの一角に収まるんじゃないかというふうに見ていたんだけれども、現時点では旧公民館跡地につくるという予定ですか。もしそうだとすれば、いつごろをめどにして、つくりあげるのか。それをお聞きしたいと思います。 ◎天久昇社会教育課長  建設場所につきましては、土地利用計画の中でも向こうの現敷地の中につくっていくということでされておりました。また建設時期につきましては、新年度から体制づくりを含めまして、いつということを今現時点ではちょっと、お答えすることはできないんですが、次年度、早期に建設できるように、準備していきたいということで考えております。 ◆15番(田仲康榮議員)  これは非常に重要な施設ですので、間髪をいれず、やはりきちんと早目に「館」が完成できるように、ひとつ要望しておきたいと思います。 最後に、私道の延長の問題なんですけれども、これは先ほどの課長の話では、道路ネットワークの問題と、それから関係者の合意形成というふうな話が出ていたんですけれども、前に私が話をしたときに、進入路側の部分の皆さん方というのは、大体合意に達しています。とにかく公園の後側まで延長してほしいというふうなことを、話としては承っていますので、あとは40メートルという間隔ですから、ぜひ担当の課で、きちんとしたものをやっていただきたいと思いますけれども、今ネックになっているのがあれば、ちょっとお聞かせ願います。 ◎又吉政勝都市建設課長  屋良第2公園、北側入り口付近の道路につきましては、やはり一番、今担当課のほうでネックといいますか、課題のひとつとしましては、やはり事業費がかかると、総事業費で約1億8,000万円、今試算しているんですけれども、その財源の確保も含めて財政部局と調整をして、また入り口付近、あるいはまた周辺の住民の意見も伺いながら、できるだけ早期に事業化していきたいと考えております。 ◎古謝徳淳建設部長  ただいま、課長から答弁がありましたけれども、あわせて先ほどルート、あるいは工法などの基本的な検討というお話があったんですけれども、このルートにつきましても、まっすぐ行って、先の今畑とか、実質つなぎ込みしていった場合には、現況を見ますと、相当構造的に落差があるんですよ。そういうところは十分、やはり関係機関と協議していきたいということで考えておりますので、御理解よろしくお願いいたします。 ◆15番(田仲康榮議員)  今、部長から話がありましたけれども、確かにそういうのは私も見ています。ただこの前、工事をした部分の仕切りの部分ですね。幅上がりの部分、あそこまで含めて、比較的公園側に近づければ、車の通れる道ぐらいは確保できるんじゃないかと思いますけれども、それはできないんですか。 ◎古謝徳淳建設部長  そういうことで、ルート、十分検討していきたいということでの考えでございます。位置的な話も含めてです。 ◆15番(田仲康榮議員)  ではぜひですね。そういった方向で、早目に地域住民の利便性を高めるために、ひとつ御検討をお願いしたいと思います。以上で終わります。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午後0時00分 休憩 △午後1時30分 再開 ○徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番照屋唯和男議員。 ◆6番(照屋唯和男議員)  6番照屋唯和男でございます。一般質問を5件通告してありましたので、順を追って質問していきたいと思います。 まず1問目、これは以前にも質問していますが、その経過等も確認したいということでお聞きします。1.国有地の利活用を図る事業について、3点お聞きします。(1)屋良東部地域の国が買い上げた基地周辺財産を町民の健康と福祉増進を目的に、町民農園の整備の検討を行っていくとしているが、具体的な計画内容はどのように考えているか。(2)計画の妥当性を示す意見等はどのように取りまとめたか。(3)対象にするのは、全町民か。お聞かせください。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項1(1)について、お答えいたします。平成27年度に実施予定の町民農園基本計画は、屋良地区内の防衛買い上げ用地、約1万8,000平方メートルを対象の現状調査を行い、町民農園として良好で適正な環境にある場所を抽出し、基本計画を策定していきます。基本計画を作成するに当たり、第2次土地利用基本計画にも示されている高齢者の健康や生きがいづくりの場所としての利活用や児童生徒の体験学習、情操教育、地産地消にかかわる農作物の生産の観点などから、土地利用を図ることが目的としております。計画書策定においては、福祉、教育、産業にかかわる各種団体との情報交換やアンケート等の実施を行い、またワークショップの開催などを行い、作成していく予定でございます。 次に、質問事項1(2)について、お答えいたします。平成26年に作成された第2次嘉手納町土地利用基本計画書の中で、町内に位置する防衛買い上げ用地を町民の健康増進の場や、町民農園及び駐車場として利用を図ることが示されております。このことにより平成27年から事業化に向けた具体的な取り組み等を示す計画書を作成していきます。 質問事項1(3)について、お答えします。対象者については、管理規定や実施要綱などが策定されておりませんので、現在、明確に決定されてはおりません。担当課としましては、基本的事項としまして、町内在住で農業を営んでない者で、年齢につきましては、20歳以上、75歳未満の者として、考えております。 現在、県内で既に実施している自治体の状況を確認しているところであり、農地の使用権にかかわる使用者からの要望や事前に対処すべき事項など、運営上の問題や課題等について、情報を収集しているところでございます。その中で対象者についても、情報を分析した上で判断したいと考えております。 また、平成27年度に実施します嘉手納町町民農園整備基本計画策定委託業務の中に、地域住民の意向調査等がありますので、その中でも対象者選定について、検討する予定でございます。 ◆6番(照屋唯和男議員)  何点か、再質問したいと思います。 実は、国有地については、東区からいろいろと要望も出てきて、これまで何カ年間かかってきたと思います。その中で土地利用計画等も出てきたと思いますけれども、実質的にはこの企画をどこの課で決めて、どこが実施するのか。そこを教えてもらえますか。 ◎宇榮原孝産業環境課長  まず現段階で我々が予定しているのは、まずこの事業の芽だし自体が議員も御承知のこの嘉手納町の第2次土地利用計画基本計画の中で、土地の活用について示されておりまして、我々の所管する部分については、農業振興にかかわる担当課でございますので、その一環から町民農園については、我々のほうで計画をし、計画までは我々のほうでとりあえずつくっていきたいと思っております。実施の方向が定められましたら、ハード面については、これからはまた関係する担当課のほうと、今後は協議していくものだと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  実は、農地としてやるのと、福祉とかかわってくるものでは、福祉課とも絡んでくるのかなと思ったので、どこが実質的には管理していくのかというのが気になって質問しました。 それで、ただその国有地の計画性からして、この農地、町民農地の件ですけれども、我々がもともとその土地をうまく活用するための手法として、東区はいろいろと研究したりして調査して要望しました。その中で、現地に既に植樹がされていますよね。木なんか植えられているんですけれども、その木はそれぞれが登録されて、国の財産化されているはずなんですけれども、そういうのもみんな買い上げしていかないといけないと思うし、また農地にした場合は、土地の入れ替えもしていかないといけないと思います。そういういろんな施設等にかかる費用なんかは、どのように考えておられるのか。要するにそこに相当な費用をかけてでも農地としてやっていけるのかどうかというのを、どう考えているのか、教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  実質、予算のほうを設けて、実施するのは平成27年度からですけれども、これまで基礎調査として担当課のほうでいろいろ確認してきたことがございます。まず土地の利用につきましては、土地利用計画の中でもあるとおり、防衛買い上げ用地という表現になるんですけれども、実質、財産上は、防衛施設周辺財産という名称で続けられていて、沖縄防衛局のほうの所管課のほうに問い合わせをしたところ、土地の利用については、ある程度条件もありますけれども、これは利用可能だというので、確認はとってあります。ただし、買い上げ用地の状況につきましては、議員おっしゃったとおり、緑地帯となっていて、かなりの高木とか植栽が植えられております。この分の費用については、原因者負担ということで、町が事業者であれば、町のほうでその部分は対応すべきだという条件がつけられております。 それと予算というか、事業費につきましては、基本計画の中で、ある程度概算事業費のほうも算出できますので、そのあたりの収支計画もこれからの検討になります。 ◆6番(照屋唯和男議員)  もともと負担をかけないように、有効活用しようというので、いろいろと意見を出してきたんですけれども、今の話を聞いたら大分、予算をかけないと整地もできないんじゃないかという、ちょっと気になるところもあります。 それと別の質問をしますけれども、あとその例えば、福祉目的にしたとしても、町民農園にした場合に、先ほどその農地の対象は20歳以上、75歳未満でしたか。そういう方々といっていましたが、この場合、例えば将来的なこの農地の与える場合の公募とかしていくのか。借料もとっていくのか。一番気になるのは、御存じのとおり、農地とした場合に、一たん小作した人は、なかなか手放すということがなくなります。そうしたら占有権的なものが発生して、ずっと半永久的に一個人が使う土地というような不平等性が出てこないかという気もありますが、そういうところまでは考えておられるか。教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  まず、管理運営につきましては、具体的な取り決め、内容等につきましては、平成27年度に並行していろいろと協議をして決めていくんですけれども、議員今おっしゃったように、一度使用権を与えた場合、それが永続的に占用権等の話がございますが、これも現実的に我々産業環境課も、今まさにその実態というのを感じているところでありまして、そういった使用権の永続的なものとか、そういう権利がずっと継続するような状況というのはつくらないでいくということで、一応はその辺のほうは、認識しております。 ただ、すべて初めてのものですから、県内の先行している自治体のほうを確認してみたら、使用権については3年から5年とか、長くても状況によりますけれども、10年とかいうので、そういう永久小作が、使用権が発生しないようにやられている状況にありますので、この辺十分に参考にしながら、管理運営に努めていきたいと思います。 それとこの事業の目的が、大きなものは土地利用なんですけれども、その中に、福祉政策、高齢者の生きがいづくりということもありますので、それで先ほど、福祉、教育、産業ということで答弁したんですけれども、我々としては、遊休地になっている土地利用をメーンに、活用していきたいと思っております。その中で、使用する対象者のほうですね。20歳から75歳未満としているんですけれども、その辺はまだ協議の中で、ワークショップ等も設けていきますので、それでまたいろいろと検討していきたいと思います。付け加えますけれども、平成27年度のほうに検討会議と、それと町民を対象にしたワークショップ等、設けていきますので、それから全町民に対しても、町がそういう市民農園を設けた場合、利用するかどうかというのは、意向調査も含めて実施する予定です。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今、説明を聞いて、ちょっとまだ今からじゃあ細かいのは取り決めていくのかなというのが見えました。 それでこの対象者の件も確か予算書の中に資料として添付された書類には、幼児、児童生徒の体験学習の場所としてもやるということだったので、多分そういう人たちがやるんだったら、また別の方法の使用方法になるのかなというのもあります。それと例えば、農園とした場合に、その場所を人力で耕すには、ちょっと難しいというか、無理な部分が出ます。福祉面で、高齢者の場合ですね。その時、機械、耕運機とか、いろんな農機具を持ってくるんですが、その機具の設置するというか、保管する場所とか、そういうところまでの現地での要するに、設置できるのか。つくれるのか、耕作できるのかどうかとか、そういうやりとりは、局との中で話し合いが終わっているのか。できることと、できないことの資料なんかもあるはずですが、そういうのも、もう既に入手しているのか。それに基づいて、今後基本計画なり、そういう意向調査なりをしていくのか。教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  我々が、今回土地の利活用を図るのは、先ほど申したとおり、国の周辺財産、土地でございます。沖縄防衛局のほうとか、その土地がこういう目的で使えるかということだけを今、確認とってですね。使用については、駐車場あるいはそういう農園的なもの。俗に暫定的なもの。有事の場合には、原状回復をして返すというのが条件ですけれども、町民農園までは了解をいただいております。ただし、その土地について強固なものについては、原則的には、だめだという話はありますけれども、まず土地の所有管理者であります沖縄防衛局のほうとは、平成27年度の基本計画、それを策定したあとに、計画書の策定、内容等を具体的に話をして、進めていきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今からじゃあ、そういう細かい話も耕作物についてもやるということですね。それで実は、前にも何回か提案したんですけれども、その場所に、今福祉という、福祉、教育、産業入っていますので、福祉の中で、障がい者なりの授産施設を何とかつくって、そこで花の苗とかを整備して、町内で使うものに、売っていって、少しでも収入ができる施設を、そこにできないかなという提案もしましたが、そういうやりとりも今後考えていけるのか。それとももう既に計画の中に当てはめられているのか。教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  今、議員からの御質問については、具体的にはまだ何も決まっていない状況です。ただ担当課としましては、こういった利用をしていただければなというのが、ある程度、構想としては持っている部分があります。個人が使用した場合の授産施設については、内容程度にもよるんですけれども、これが現に収入となってしまうと、今度沖縄防衛局のほうのまた使用の条件に反する場合もありますので、その辺は基本計画の中で、また内容等は詰めていきたいと思っております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  以前に、局との勉強会のときには、そういう苗とかの栽培する場所に提供してもいいというような答えももらいました。そういう資料もあったんですけれども、それにかかわるような施設も耕作していいという話も出ていました。だからそれもしっかり意見をまとめながら、進めてくれたらいいんじゃないかな。先ほど、花の件、別の議員からも出ていましたけれども、そこでつくれれば町内でしっかり、時期時期に必ず花はやるはずですから、使えるようなわざわざ業者から買わなくても、そういうところから買い取れば、もっと町のプラスにもなるんじゃないかと思っています。 最後にもう1点ですけれども、実は福祉関係で、どうしても聞けないわけじゃないですけれども、健康増進のための前に、私らはパークゴルフ場の提案をずっとしています。面積的な問題とか、いろいろとあってどうかという話がありましたが、その町民農園の話が出た時点、我々東区の評議員の何名かで、西原のパークゴルフ場行ってきました。その面積から見たら、やはり我々が提案している場所、ちょうどいいぐらいじゃないかなという感覚を受けたんですけれども、自主的にそういうところの調査等もされているのか。そしてその場所に絶対不可能なのかどうか。それも含めたことが検討していけるのかどうか。教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  改めて答弁させてください。まず平成27年度に調査する範囲ですけれども、先ほど答弁不足でしたけれども、町内に防衛施設周辺財産が1万9,600平方メートルあります。その中から、西浜区マリーナ近くのほうですね。その箇所や既に駐車場として利用されている箇所、その部分を抜いて、先ほど答弁をした約1万8,000平方メートルを、平成27年度に調査していこうと思っております。土地の利用につきましては、土地利用基本計画の中に、駐車場などや、市民農園、町民農園、その他町の美化、緑化に関する種苗等の育成等に利用していくということで示されております。したがいまして、議員から今、先ほどいったパークゴルフ場の話があったということですけれども、これにつきましては、面積的にかなり大きいところが必要になってくると思いますので、そういったもろもろの条件等を踏まえて、町民農園として、適正な箇所はどこなのかというのを、平成27年度の基本計画の中で示していこうと思います。利用としましては、多目的広場や種苗の苗床とか、あるいは駐車場とか、もろもろのものが出てくると思いますけれども、その中で、町民農園として場所的に管理上、好ましいのはどこかということで、抽出していく予定でございます。 ◆6番(照屋唯和男議員)  以前に、資料ももらって、その場所、場所もどの辺というのはわかります。それで町民農園にするにしても、あれだけの土地を全部、町民農園にするのではなくて、やはりその地域は町民農園にしてさせましょうと。その地域はこういう授産施設なり、そういう施設を使おうというのもあると思います。その中で、やはり私らが提案しているような福祉を目的。本格的なコースとしては、断然的に面積足りないと思います。ただ子どもからお年寄りまで、楽しく健康をやっていくという目的であれば、ローソン裏の土地ぐらいであれば、十分じゃないかと思っています。その辺もう少し、また課題として残して検討していただければいいと思っていますので、よろしくお願いします。 次の質問に入っていきます。2番目の質問に入ります。教育関連施設の建築整備計画について、3点お聞きします。これについては、1点、1点お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず(1)既に着工している嘉手納幼稚園や体育館建設工事にかかわる大型車両の通学路への進入について、安全対策をどのようにとられているか。説明してください。 ◎金城悟教育総務課長  質問事項2(1)について、お答えいたします。平成26年10月より嘉手納幼稚園園舎建てかえ及び嘉手納小学校屋内運動場建替え事業に伴う敷地造成工事を実施しております。その安全対策としまして、朝の児童生徒の登校時間帯においては、大型車両の通行は行わず、登校後に行うよう工事業者へ指示し、実施しております。また下校時においても極力、時間帯をずらしながら、大型車両の通行を行っており、工事の開始時から終了時まで、常時工事現場出入り口に警備員を配置し、児童生徒及び通行人等の安全対策に取り組んでおります。もちろん、教育委員会担当職員も現場に足を運び、現状等の把握に努めております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  嘉手納小学校地区は、大型車両の進入路禁止区域でもありますので、もともとそこに大型車両が入ってくること自体はとめられている地区なので、工事車両が入ってくるとなると、やはり大量な車両が入ってくるんじゃないかということで、ちょっと気になったんですけれども、それで今時間差でやるというんですけれども、登校時間はある程度、限られているんですけれども、下校時間、クラブとか、そういう中学校の部分もありますので、その辺のところまでしっかり考えられているのかなということと、警備員も要所、要所、危険な箇所には多分、立っていくと思うんですけれども、その危険な場所という、特定した場所なんかが、教育委員会ではどこどこと把握しているのか。そこをちょっと教えてもらえます。 ◎金城悟教育総務課長  現状はまだ建設工事には入っておりませんで、造成工事ということで、建設工事ほどの車両ではないんですけれども、交通誘導員としては常時2名を配置しております。通常は入り口付近にいるということなんですけれども、下校時間帯等随時、必要と思われる時間帯に、「磯」付近の変則の交差点がありますので、そこには一人配置するという形で、今で対策を行っているところです。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今、造成中でそんなに大量の車は入っていないということですけれども、今後入ってくることを想定しての質問だったので、それちょっと前もって言うのを済みません。実は工事が始まってから、急に対応しようと思っても間に合わないわけですから、そういうことで聞きました。「磯」の交差点もそうなんですけれども、実質的にこの車両が入ってくる場所というのは、多分水釜交番所のところからだと思います。その交番所の横断も含めて、普段はボランティアの方で、朝の登校時間は立っている方もいますが、実質的に、下校時間までそれいるかといったら、いないはずですので、その辺のところもちゃんと考えて安全対策がとれればいいなと思っていますので、それも考えて対策をとってください。 (2)の質問に入ります。屋良小学校の件ですけれども、今後進められる屋良小学校施設の配置計画については、既に確定なのか。教えてください。 ◎金城悟教育総務課長  質問事項2(2)について、お答えいたします。屋良小学校施設配置計画につきましては、平成25年3月までに基本計画を策定し、実施に向けた調整を行った後、同年11月に教育委員会及び庁議へ説明を行い、同じく12月18日には、学校関係者、PTA関係者の皆さまにお集まりいただき、説明会を開催いたしました。説明会では、校舎の機能的なこと、あるいは必要な施設等についての要望が出されましたが、配置計画自体についての異論はありませんでした。その学校説明会の結果も踏まえ、同年12月27日に、町議会全員協議会において、配置計画の説明を行い、平成26年度当初予算に屋良幼稚園園舎基本設計の予算を計上し、承認をいただきました。その後は、関係者の意見も拝聴しつつ、本年度の基本計画を実施しております。したがいまして、屋良小学校施設の配置計画は確定しており、今後はその計画をもとに施設改築を進めていく考えでございます。 ◆6番(照屋唯和男議員)  ちょっと今びっくりしているんですけれども、確かに配置計画、この資料をもって説明されていました。そのときもこの資料ですよね。その資料でもって説明を受けたときに、確かいろいろと説明の中ではこれはまだ案であり、決定していないというニュアンスで受けて、今後いろいろと課題を解決しながら説明していくという受け方で、私は聞いている。私だけの解釈で間違っていたら、大変済みませんが、ほかの議員も同等じゃないかと思っています。だからこの配置がそのまま生かされて、そこにつくられるというのは、ちょっと自分としてはちょっと「あれ」というような感じだったんです。実はそのときの課題として、幼稚園の計画、場所、ちょうど裏から表に持ってきたいという気持ちはわかったんですけれども、その出入り口になる校門になるんですが、なるところが屋良小学校で今、一番人身事故が多いコーナーのところであり、そこに幼稚園を持ってきて本当に大丈夫なのかというのもありました。 またグラウンドにしても高低差があるので、その高低差、本当に調整できるのかというのがあったんですが、その辺のところもしっかり計画されているのかどうか。答弁願います。 ◎金城悟教育総務課長  全員協議会で、施設配置計画を説明した際に、配置については園舎、校舎の配置については、この場所になりますと。その場所を示すために、建物の設計図、案としての建物の配置図を載せてありました。ただこの図面については、あくまでもこの場所というのを示すために、つくられたもので、その施設の内容については、今後関係者の意見を拝聴しつつ、中身であるとか。例えば高さであるとか、中に入れる各部屋の配置等については、決めていきますという話を私はやったつもりです。したがいまして、配置についてはこの配置で、中身といいますか。建てる施設については、今後意見を聞きながら確定していくという話で説明を行ったということでございます。 またこの今回の配置計画では、議員おっしゃるように校門が現在よりも北側に移る計画になっております。ただその校門から、北側については、緩やかなカーブになっておりますので、そのあたりは現在の校舎の塀等をセットバックするとか、あるいは現在の校門から体育館に向けての歩道等、改善しながら、安全対策はしていくつもりでございます。これについては、道路担当課ともお話ししながらやっていこうということで、十分に危険性には配慮してやっていくという予定で計画を進めているところでございます。 ◆6番(照屋唯和男議員)  この一番、私が気になったのは、この幼稚園の場所なんですけれども、例えば小学校の高学年までいかなくても、ある程度理解できる子たちでも、この体育館の裏の通りから、すぐ飛び出てしまって、あっちは横断歩道も何もないところなんだけど、よく車にはねられました。その場所自体がこの何といいますか。ちょうど緩やかなカーブになっていて、車が見通しがきかない状態でいい加速で来てしまうのと、向かいの右折帯とか、左折する人もいるかもしれないですけれども、そういうところでの目配りが子どもにいかなくなるところだったので、ちょっとこの場所危険じゃないかという意見も出したつもりだったんですけれども、それとグラウンドの高低差にも問題があったんですけれども、さっき答弁していないんですけれども、その高低差の調整って、本当にできるのか。例えばそこに土砂を、もし埋めるなら、土砂を持ってこないといかんし、それを除くとしてもその部分を削り取らないといけないので、前の住宅に大分影響するような工事になるんじゃないかと思うんですけれども、その辺のところまでしっかりと意見等を出されたのか、お聞かせください。 ◎金城悟教育総務課長  高低差については、解消は可能だと考えております。それも踏まえての計画になっております。現グラウンドですね。差がかなり現校舎よりは低くなっております。そこに土砂を入れてかさ上げするのか。あるいはこの高低差を利用して駐車場等に利用するか。例えば下駄ばきでですね。そういったところについては、これから校舎の設計に入っていきますので、そのときにまた計画、細かいところは、詳細のところは計画していきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  一応、ちょっと把握はできない状況なんですけれども、今課長が大丈夫というんだったら、その話し合いをもって、そのPTAからもそれでオーケーというふうな、意見をワークショップでやったということの結果で進められているということで解釈していますね。わかりました。 次に3点目の質問に入ります。(3)屋良小学校施設や給食センターの工事に伴う工事車両の進入に対して、通学路の安全計画はどのように考えられているか。教えてください。 ◎金城悟教育総務課長  それでは質問事項2(3)について、お答えいたします。屋良小学校施設や給食センターの建替え工事に伴う工事車両の進入に関しましては、屋良小学校前の町道屋良虎地原線、通称クロキ通り、それはなるべく避け、嘉手納そば側の屋良千貫田線を利用し、かつ工事車両の通行については、登下校の時間帯を避け、また必要な場所には安全保安員を配置するなどにより、児童生徒の安全対策に努めていきたいと考えております。しかしながら工事の関係上、どうしても学校前の道路の通行が必要となるケースが生じることも考えられますので、その際は児童生徒の登下校時間帯を考慮し、安全面に気を配った方法で対応していきたいと考えております。教育委員会としては、これから随時、学校施設の整備が続いていきますので、児童生徒及び近隣の住民の皆さんに配慮した安全対策を心がけていきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  再度確認します。屋良のクロキ通りは避けるけど、たまに通るときもある。本来、この大型車両は、嘉手納高校寄りから来るのか。東区自治会寄りからくるのか。あるいは県道から給食センターに入ってくるのか。どっちを通ってくる計画になっているのか、教えてください。 ◎金城悟教育総務課長  まだ計画としては定まっていないところですので、確定した話ではないんですけれども、嘉手納高校側、できるだけ広いところを利用していくというような今、考え方で計画のほうは進めていきたいと思っております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  金城教育総務課長も屋良小学校出身であの一帯よく知っているので、状況はわかると思いますが、嘉手納高校から来ても、あの交差点は少し、自転車なりいろんな子どもたちが突然渡るところで危険なところです。教育長もよくわかります。逆の方向から来ても、歩行地帯がなくて、ガードレールもないから、逆に余計危険だなと思っております。それがさらに給食センターの通りに入ると道幅も狭いし、御存じのとおり道以外の側溝のふたの上を走っているような状況です。そういうことも考えれば、すごく危険な地域であるので、その辺の安全対策、相当気をつけて計画しないといけないんじゃないかと思っております。その辺はまた今から、話し合いは出てくると思いますので、それを十分頭に入れて計画を立ててもらいたいということで要望します。 次の3番目の質問に入っていきます。質問事項3 町人材育成基本方針について、3点、これも1点ずつお聞きします。人材育成基本方針については、以前にも質問しています。その後の経過等も含めて、今どういう状況なのか。確認したいことでお聞きします。 (1)確かな行政サービスを行うために、また複雑、多様化する業務に的確に対応するための基本となる町人材育成基本方針ですけれども、その周知度はどうなっているか。説明ください。 ◎比嘉孝史総務課長  質問事項3(1)について、お答えいたします。町人材育成基本方針につきましては、平成23年度の研修策定委員会にて、町人材育成基本方針の再検証を行っております。そのときに、職員には周知をはかっております。また、平成24年4月には、嘉手納町役場のホームページに掲載をしております。今後平成28年度から地方公務員法の改正によりまして、人事評価制度の導入が義務づけされておりますが、その中では町人材育成基本方針は、制度の根本となるため、制度構築と併用し、今後また必要に応じて、再度見直しを行う予定でございます。 ◆6番(照屋唯和男議員)  実はよく言われる、意欲と能力を最大限に引き出すことを目的として、職員育成の基本となるために作成されてきます。それを職員がよく知らないとか、見たことないとかなったらまた、一部管理職についても、勤勉手当等も計画されていますので、それにも影響するなと思っています。そのことを町長も施政方針の中でそういうふうに述べていますが、自主的にそれを知らない職員、見たことのない職員がいれば、町長がそういう気持ちを述べても、ひとりよがりになるんじゃないかと思っております。一応、先ほど総務課長がホームページにものせてあると言っていましたが、それを自主的に見たことないという職員が私が聞いた人は何名かいました。だからそういうものの指導なんか。どういうふうにだれがやって行っているのか。またそういう基本方針にのっとった行動をしない職員がいた場合、どういう指導がされていくのか、教えてください。 ◎比嘉孝史総務課長  まず基本方針を知らない職員がいるということにつきましては、総務課からの周知不足でございます。今後、職員向けのインフォメーション等で通知し、ちゃんとその基本方針にのっとった職務について、執行するようにということを指導してまいりたいと考えております。またその基本方針にのっとらない職員について、どうするかということでございますけれども、我々としてはその公務上、命令等がございます。それをできない人間については、やはり懲戒等の指導もございますので、厳しくそれに当たっていきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  課長いろいろとやっていますけれども、実は各担当課、上司の方々が部下に、しっかりした自分の思いとか、仕事をしっかりするように指導はされていると思います。またそういうホームページなりを見て、いちいちそれをしなかったというのもあると思いますが、やはり基本となるものがあって、それに基づいてやらないと、あとで「どうなっているの、これ」となっても意味がないなと思っていますので、ただ町長が最初1期目に当選したときにも言われたように、職員に地域におりてきて、一生懸命頑張るような地域住民サービスに心がけるようなことを言っていました。現在、東区では、役場の職員、若手の職員なんかが、先輩方もいるんですけれども、よく行事ごとに協力的になっております。その辺はすごく助かる部分も出ています。それで町長の思いは浸透しているなと思いますが、基本になるものもしっかりとまた浸透させていって、それなりに町のために役立つ職員をしっかり育ててほしいなという思いがあります。 それで2点目に入っていきます。(2)これまでの専門的な知識や技術等を現職の担当課長の相談者として町民の要望に迅速に応えられるようにOB職員の活用を考えていかないか。なぜこれを言うかと言いますと、部長制度もなくなり、担当課長が独自で判断し、業務を指示しないといけない時期になっていますので、その辺のところをやはり追いつまったときに、相談できるのが必要じゃないかという思いからの質問です。答弁をお願いします。 ◎比嘉孝史総務課長  質問事項3(2)について、お答えします。退職なさった職員につきましては、それまでの経験、ノウハウ等が大変貴重な財産でございます。これまでもOB職員につきましては、その専門的知識を生かして嘱託員としても、活用を行っております。また昨年及び今年度にて、再任用職員制度の整備を行いまして、平成27年度より嘉手納幼稚園での退職者の再任用を行う予定でございます。今後とも、専門的な知識や技術、経験などを有するOB職員の活用については、配慮していきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  実は今、ちょっと気になるところは、職員のほうで相談できる人たちはいいんですけれども、課長クラスになったら、自分で処理しないといけないという追い込まれた形の方々も多分おられると思います。業務量がだんだんふえてきているし、その辺のところでちょっと予算書なり見ていたんですけれども、メンタルヘルス対策委託業務というのがありますよね。実質的にその業務が機能しているのかどうか。それのチェックなんかはされているか、教えてもらえますか。 ◎比嘉孝史総務課長  今回からメンタルヘルス業務を導入しております。これにつきましては、全職員のストレス度等をチェックする機能でございまして、これにつきましては、管理職、一般職関係なく、そのどれだけのストレスを感じているかとかの調査でございます。これをもとに、また産業医なりに相談いたしまして、その職員、管理職も含めて、そういうところについては的確に管理していきたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  実はこのメンタルヘルスというのも、アンケート方式、シート方式でやって、その内容によって臨床心理士が相談していくということだったんですけれども、よく私が聞く話では、基本的には業務、職務に行き詰まって、ちょっとどうしていいかわからなくて、ストレスになっているというのが大きな要因になったのが多かったです。それから考えたら、その業務内容、的確にどうすればいいという指示できるのは、やはりその知識を持った、強いて言えばOBの方々も含めてですけれども、人たちだと思います。その人たちをうまく活用しないことには、なかなか町民サービスも行き詰まってしまうのではないかという思いがあって、その質問をしました。退職したOBを再任用の制度もあるんですけれども、実際に「もう1回来てくれるか」と、「戻ってくるの」と言われても、なかなか「はい」という返事はないんじゃないかと思います。その辺のところは、例えば町長なりが適材適所にどうかというような呼びかけも必要と思うんですけれども、その辺のところ検討していけるのかどうかは、町長、考えを教えてもらえますか。 ◎當山宏町長  OB職員の活用については、確かに今後必要になってくるだろうと思っております。ただ、私のほうから言わなければ、引き受けてくれないのではないかということでも必ずしもないのではないかと。実際今、前福祉部長勤務をしていただいて、貢献してもらっておりますので、そういった意味では、やはり求められれば、体調とか、そういったところに特に問題がなければ、積極的に引き受けてくれるのではないかと思っています。ただどうしても、いろいろとある場合には、私も含めて、副町長も含めて、それなりの対処はしていく必要があるのかなと思います。 ◆6番(照屋唯和男議員)  はい、わかりました。(3)職員の提案制度も含めてなんですけれども、事務改善委員会の取り組み状況について、内容を教えてください。 ◎比嘉孝史総務課長  職員の提案につきましては、事務改善委員会、規定の第11条によりまして、改善案の提出ができるということになっております。ただ平成26年度においては、職員個人からの提案はございませんでした。今後さらなる制度の活用のために、その職についても、周知に努めてまいりたいと考えております。それから事務改善委員会につきましては、この現在、嘉手納町の行政事務全般の事務の改善に関し、協議を行っております。具体的には事務改善が必要だという町民からの提案、あるいは組合からの提案、各課からの提案などについて協議をし、改善策の策定を行っております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  その内容をもう少し詳しく聞きたいんですけれども、今現在の委員長は誰がなされているのか。というのと、先ほど平成26年度はそういうのはなかったとおっしゃられましたけど、自主的に改善案の提出等が職員から出たのが、この5年内に何件ぐらいあって、あるいはまたそれに伴って表彰された方がいたのかどうか。それを教えてください。 ◎比嘉孝史総務課長  今手元に確たる資料はございませんけれども、まず3年ほど前に職員間の自主研究グループがございまして、これが職員同士でいろんな研究をしていたと、そういうことがございます。なお、表彰者については、今まで行っておりません。 それからこの組織でございますけれども、委員長を副町長にして、あと専門部会、総務部会、文書部会、財務部会、窓口部会とそれぞれの属する課長を中心として、専門部会が構成されております。先ほど申し上げましたその提案や事案等につきましては、それぞれどこの部署に属するかをまず委員会で決定して、それぞれの部会に投げて検討していただくと。それから答申を受けるという形でやっております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  この規定書を見たら、原則として隔月の第1金曜日にこの委員会を開くとなっています。ただそういうなかで技術的にそういう問題も発生しているのかなと、いろいろと意見とか出ているのか、ちょっと気になりました。内容からしたらまだ1件とか、表彰者はいないということでしたので、実は今回、町人材育成基本方針についての質問と、OBと職員の提案制度をやったのは、多くの町民とか意見や提言を出して、またコンサルがいい企画を出しても、実質的に職員がそのやる気を出してくれなければ、すべて流れてしまっていくような形が心配でしたので、これからまたいろいろと教育施設なり、いろんな福祉なりやっていかないといけない部分がありますので、その辺は職員自体には、今でも頑張っていますけれども、さらに向上心を示して頑張ってもらたいなという希望からの質問でした。 次4番目の質問に入ります。道の駅の活性化事業について、お聞きします。活性化に向けた事業計画書の作成がされているか。またどのような施設計画内容になっているか。説明してください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項4について、お答えします。道の駅かでなリニューアル活性化に向けて、今年度道の駅かでな機能拡充基本計画を今年度末までに作成していきますが、本計画は平成25年度に策定された嘉手納町観光振興基本計画及び道の駅かでなリニューアル構想にて、洗い出された問題、課題等を整理し、機能ごとの拡充に向けた方針が示されております。基本計画を作成するに当たり、町内観光業務に関連する団体や、町民を対象にワークショップを開催し、洗い出された課題等を改善、解消するための意見や提案を集約し、イメージ図として、図面化しております。建物、施設の構造や配置規模等のプランが16案示されましたが、類似する構造や配置の規模等をさらに集約し、最終的には3プランにまとめております。 平成27年度は、提案された3プランをもとに、必要とされるテナント、ブース等を用途ごとに取り込み、規模の決定、建物の構造、形状の決定を行ってまいります。その後に、基本設計のもとを建設に向けた自主設計を行っていく予定であります。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今3プランにまとめられているという話を聞きました。それでその道の駅のリニューアルに持っていくための、その方向性というのがあったと思いますけれども、その方向性で挙げられるものが、何々だったのか。ちょっとあまり長く説明ではなくて、簡潔でいいですから、説明してくれますか。 ◎宇榮原孝産業環境課長  先ほども答弁の中で、嘉手納町観光基本計画の中に、いろいろ道の駅の課題等が示されております。機能拡充の方針、方向性の決定としましては、まず建物の拡張です。2点目に、来場客の動線の明確化、それと回遊性の高い動線計画、それと催事、イベントを行いやすくするための施設の整備です。それともうひとつが観光ニーズに応えるための運営の仕組みの見直し等です。一番、強化したいのが情報発信の強化ということで、機能拡充の方向性が示されております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今の方向性を示しながら、一応この中にもあったんですけれども、展望台の延長工事、延長する計画がありました。自主的にその延長が必要かどうかというのがすごく疑問なんですけれども、いろいろと意見とりまとめた中で一番必要だったのは、やはりテナントが少ないから、そのテナントをたくさん配置をして、そこで滞留性を長くしたいというのが目的があったと思うんですけれども、その展望台の延長計画というのは、絶対必要なものなのか。それは産業環境課長は、どういうふうなお考えを持っているか、教えてください。 ◎宇榮原孝産業環境課長  観光基本計画の中でも、展望台の拡張ということは、重点課題として示されておりますし、私、担当課長としましても、平成26年度に機能拡充のワークショップをする中で、やはり道の駅が年間50万人から55万人来町されるというのは、その道の駅から一望できる基地を展望できるというのが、一番売りのポイントだというのは実感しております。状況としましては、議員も御承知のように県道沿いのほうに5階建ての医療施設が立って、かなり基地展望のほうが、視界のほうが制限されてきました。その中でさらに基地展望のほうを充実したほうがいいということは、重点課題として挙がっております。そのほかに平成14年度につくられた施設でありますけれども、当時は見込みとしては、15万人から20万人ぐらいの来客者を見込んでいたということで、かなり当時の企画としては、テナントブースのほうが手詰まり状態であるため、この辺も含めて、テナントブースのほうの規模拡大のほうも重点課題として挙がっております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  今、現状では年間50万人来るんですよね。わざわざ展望台を延ばして、延ばさなくても50万人来るんですけれども、その年間50万人来る方々を、そこで展望台に上げて、基地を見て、トイレ使って帰ってもらうというような形ではなくて、やはりお客さんとして、お金を落としてもらいたいというのが、大きな目的がこの活性化、リニューアルの計画だったと思いますけれども、そういう施設を、例えば展望台延長したら、支柱なりいろんな工作物で、テナントに影響するんじゃないかと思っております。一番の本来やるべきことというのは、どこからどのような種類のテナントをそこに持ってくるかというのが、重要だと思うんですが、そういうテナントの配置というか、テナントを呼び込むような計画等までしっかりされているのか。その展望台が、延長したら、どれだけのメリットがあるのか。ただ50万人は既に来ているので、それと何か、さらにそれ以上に来るわけではないはずですから、その辺のところ、課長どういう考えを持っているのか、教えてもらえますか。 ◎宇榮原孝産業環境課長  我々の考え方としましては、今年間50万人から55万人、本町の観光拠点施設である道の駅のほうに訪れてきてますけれども、観光立県沖縄が目指しているのは1,000万人観光客人ということを目指しておりますので、これに比例して、本町の道の駅のほうも、将来的には100万人来られていただければと思っております。まず先ほども申し上げたとおり、基地を展望デッキのほうですね、視界がさえぎられてちょっと物足りないと、それを充実するということでの課題になっていますけれども、展望台を広げると、当然この軒下のほうのスペースが空間ができます。そこ自体に建物をつくっていくと、今のテナントブースのほうの施設等が増設するということで、優先的には展望台のデッキの拡張ですね。その下のほうを施設規模として有効利用していくと。 それと道の駅のほうに年間五、六十万人からふえたとしても、道の駅だけでのそういった御利益を受けるわけではなくして、この道の駅のほうが観光拠点施設になっていますので、そこをもとにして、情報発信を強化をして、どうにかこの場所から町内のほうに観光客を誘導する回遊させる仕組みというものまで必要かなと思っています。それで先ほど申し上げたとおり、一番重要課題なのが、情報発信の強化ですね。それをまた方針として持っていきたいと思っております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  活性化させる夢はすごいことなんですけれども、実質的にそれが思いとちょっと違うような感覚が自分にはあります。特にまたその展望デッキを延ばすという延長工事というのが、実質的に障害、今ある5階建ての建物が障害になっているというようなことが出たのかどうかも疑問です。実質的にはそれを登った人はそんなに影響ないんじゃないかと思っております。展望台にかかる工事費用があれば、それをもっとテナントに回していく、あるいは敷地整備にかかっていくほうがいいんじゃないかと思っています。これは今後進めていく中で、ちょっと意見なり出していけばいいかと思っていますので。 次、最後の質問に入ります。5番目の質問です。これは自分が、ずっと10年ぐらい前から気になっていたので、提案もしたんですけれども、一度自治会長会で断られたということだったんですけれども、コミュニティーセンターへの冷水機の設置ができないかどうか。お聞きします。 ◎比嘉孝史総務課長  自治会長会から平成26年10月に設備及び備品についての要望ということで、冷水機の設置の要望書が届いております。ただそのときには、全自治会が必要なのか。そこの一部だけなのかということがちょっと自治会長会として、どう統一ということがございませんでしたので、今回また新たに調査したところ、2区を除いてほかの区については、必要性があるということでございますので、今後冷水機の設置を検討してまいりたいと考えております。 ◆6番(照屋唯和男議員)  実は公共、人が集まる施設に、水飲み場がないというか、この冷水機がないというところはほとんどないんですよ。これを以前も話をしました。例えばいま2つの行政区はそんなに必要性はないと示しますが、そこに来る人たちは、本来は求めているんじゃないかと思います。例えば以前に軽トラックの必要性があるからということで要望したときも、いくつかの行政区は、そんなに必要はないみたいな話をしたんですけれども、まとめて6区買えば、フルで活動しているんじゃないかという状況だと思います。ですので、あれば当然、町民サービスにもしっかりなってくるし、私は地域で子どもたちとのかかわりが多くて、大人はいいんですよ、お茶が飲みたいとか要望できるんですが、子どもたちはそういう要望ができないので、つい自動販売機でジュースを買ったりしていくので、今食育に力を入れる話も出ているんですけれども、それとも反する行為がずっと続いてきていましたので、今課長がそういう冷水機の設置の話が出たので、ぜひ早目にそういうのができればいいなと思っています。よろしくお願いします。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午後2時32分 休憩 △午後2時42分 再開
    徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 10番福地勉議員。 ◆10番(福地勉議員)  10番福地勉でございます。きょう最後の質問者だと思います。よろしくお願いします。 これから通告してあった質問に従い、一般質問をいたします。4点質問いたしております。一問一答でこれを行いたいと思います。よろしくお願いします。質問1.米軍嘉手納基地から発生する被害軽減に向けた施策をお伺いします。 今年の施政方針6ページにもあるように、平成25年度に環境省の大気汚染調査では、私たちの嘉手納町では基準値を超える環境汚染がないとの結果が出ております。しかしながら、町民の多くが排気ガスの被害を訴えている事実があります。南風の微風が吹き地上から航空機の騒音が聞こえるとき、必ずといっていいほど、壊れた石油バーナーの不完全燃焼した悪臭と同時に吐き気がするガスが漂っていることは事実です。事実と調査結果に大きな相違がある以上、その原因究明を行うことは当然のことです。町が航空機の排気ガスや騒音測定強化を今年度進めることは、問題解決の第一歩だと評価しております。また航空機騒音軽減のための施策に結びつけるためのデータ収集の強化が、どのようにこれから生かし、基地被害を過少に評価されないためにも、理論構築など先のことを考え、基地の被害軽減に努めてほしいと思っております。そこでまず5点の質問を関連要旨ごとにお伺いします。 平成23年、平成25年の調査時のデータを熟読すると、風速、風向き、天候の条件で町域に排気ガスが漂ったり、とどまる条件になかったと考察される部分があります。測定時に地上で充電を、あるいはエンジン調整を行っているかの条件も加えないと、町民が受けている正確な被害の判断ができないと思っております。まず(1)(2)まとめてお聞きします。(1)米軍嘉手納基地から発生する排気ガス被害解消に向けた施策をお伺いします。(2)航空機健康被害講演会並びに大気中微粒子採取の事業の趣旨説明とその後の指針をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎我謝治彦基地渉外課長  質問事項1(1)について、お答えいたします。航空機による排気ガス問題につきましては、平成23年度及び平成25年度に環境省が航空機排気ガスによる大気汚染の実態を把握することを目的に、嘉手納飛行場周辺において、大気汚染物質等についての調査を実施しておりますが、いずれも環境基準値未満との結果が出ており、米軍航空機による排気ガスの影響を捉えることには至っておりません。しかしながら町民から寄せられる排気ガスによる悪臭の苦情や、職員からの臭気報告があることから、米軍航空機の排気ガスによる被害への対策を講じるに必要な検知を得るため、来年度予定しております有害大気資料整理業務により、これまで行われてきました調査報告の整理検討及び先行調査事例の聞き取り調査を実施し、報告書をまとめてまいります。またこの結果をもとに、国や県への新たな調査の実施要請や、今後の基地政策につなげていきたいと考えております。 続きまして、質問事項1(2)について、お答えします。航空機騒音の講演会につきましては、北海道大学の松井利仁教授による講演会を予定しております。松井教授は航空機騒音による健康影響について研究を行っており、平成11年に沖縄県から報告された航空機騒音による健康への影響に関する調査の調査研究員として携わった方でございます。したがいまして、嘉手納飛行場に関するさまざまな状況を把握していることから、航空機騒音による健康影響について、講演をいただきたいと考えております。 続きまして、大気中の微粒子の採取について、説明します。先の松井教授により、航空機から発せられる排気ガスに含まれる微粒子について、サンプル調査を行い、その分析を行いたいということで提案がございました。今回の調査は、研究室から持ち出しができる測定器に限定されますが、微粒子の採取を行う機器、微粒子の個数を数えるカウンター計の機器の設置を行い、2カ所程度で測定を行いたいという話がございました。採取したサンプルは、研究室に持ち帰り分析を行うということで、調査の時期は風向きが変わる前の夏場までと考えており、機器の設置場所等の詳細につきましては、今後詰めていくことになります。 また、今回のサンプル調査の結果につきましては、先ほど述べました有害大気資料整理業務において反映させたいということで考えております。 ◆10番(福地勉議員)  再質問させていただきます。航空機健康障害講演会と同時に行われる大気微粒子採取の内容と、その活動をお聞きしましたが、さらにこれは調査というのは、継続的に行わなければいけないと私は思っておりますが、それを定期的に行っていく計画があるかどうかをお聞きします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  実測調査につきましては、次年度サンプル調査ということで計画しておりまして、先ほど述べました資料整理業務において、今後の方向性まで含めた形で整理したいと考えておりますので、できましたら継続して実施したいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  新規事業で有害大気整理業務委託という形で出ていますが、それに対して、平成15年、平成23年、平成25年に国が実施した大気汚染調査の方法及び調査地点を整理として説明がありました。この業務ですね。整理後に町独自の例えば調査結果に対する考察といいますか。それを加える予定があるかどうか。お聞きします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  私どもは専門ではございませんが、専門的な知識を持たれた方と協議をしながら、分析、考察していく予定でございます。 ◆10番(福地勉議員)  ぜひ、考察までお願いします。そうでないと成果が出せませんので、お願いしたいと思います。 (2)の再質問ですが、3月4日の新報朝刊に、県は嘉手納基地の悪臭問題にこれまでの調査結果を踏まえた上で、環境省や嘉手納町と調査実施に向けて協議していくとの記事がありますが、私たちが被害を受けている、排気ガスの被害をこれまでのデータでは示していないというのが、国の調査結果でございますので、そこでお伺いしますが、排気ガスの国のデータの問題で、環境省へ直接、環境省自身が詳細の分析と考察をやってくれと、町が求めたことがありますか。お聞きします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  昨年7月にですけれども、環境省のほうに本省要請ということでお伺いさせていただいて、平成23年ないし、平成25年の環境調査の結果について、お話をさせていただきました。その中において、話いただいたものは、平成23年度の結果に基づいて、平成25年度調査は実施したということでありまして、環境省としては今回の嘉手納飛行場周辺の大気調査に関しては、一定程度収束するという話でございました。 ◆10番(福地勉議員)  と申しますのも、実は私も今月3月3日に爆音訴訟原告団全国会議の防衛、外務、環境省への要請行動に呼ばれて、行ってきました。防衛省のその際に職員と会い、直接嘉手納基地の排気ガス汚染の実態を知っているかとお聞きしました。その際に、答えは「排気ガス被害があるという訴えは知っているが、調査の結果は汚染物質は全く出ていないわけではないが、基準値以下だと捉えている」とお答えしていましたけれども、それに対して申し上げたことは、国が行った調査時の気象データ、10月ごろでしたかね。風向、風速で町域に排気ガスがたまる可能性はほとんどなかったということを指摘しました。その上で、再調査また私自身もお願いしたんですが、このような現状を考えると、嘉手納町はこれまで国のデータの信頼性を覆す必要があります。かなり困難な事業であるということは間違いありませんが、有害大気汚染業務後、次につながるための最大限の努力をなされていくように、御希望をして、次の質問に移りたいと思いますが、これは今からの事業ですので、ぜひしっかりと行っていただきたいと思っています。 質問の(3)に移ります。(3)航空機騒音測定強化事業の詳細を示し、データ活用をどのように図るのか、お伺いをします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  質問事項1(3)について、お答えいたします。航空機騒音につきましては、離発着時における滑走路の使用方向、駐機場所、エンジンテストの場所など、騒音発生源との位置関係に依存していることや、季節や時間ごとに変わる風向、風速といった気象現象の影響を受けることが、広く知られております。本業務につきましては、嘉手納飛行場周辺における騒音被害について、風向、風速といった各種気象情報を観測し、さらに苦情連絡時における騒音発生ポイントでの騒音レベルの測定用に、携帯型騒音計を導入することにより、さらに詳細な航空機騒音データの収集がはかられると考えております。また、得られた情報から気象環境により航空機騒音が町域に及ぼす影響についての分析処方を確立することにより、今後の基地政策につなげていきたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  今、お聞きしますと、気象測定装置以外に排気ガス発生源を特定する装置も考えられているということなんですが、これは例えば携帯用ということなんですが、どの程度の性能を持っているか。あるいはまた継続的に、例えばその期間を決めてできるのか。どのような機械なのか、ちょっと御説明をお願いできますか。 ◎我謝治彦基地渉外課長  先ほどですね、携帯型のお話をさせていただいたんですけれども、こちらのほうは騒音計でございまして、音を拾う機器でございます。先ほど話をしたように、苦情が発生したその時点において、即対応ができるものであれば、現場に行きまして、騒音を測定したいということでございます。臭気計ではございません。 ◆10番(福地勉議員)  私も専門家ではないので、よくわからないんですが、できれば常時、例えばその騒音測定器のそばにでも設置すれば、かなり効果的だと思うんですが、騒音の発生源を特定できるような装置も考えて導入していただきたいという要望を申し上げておきます。 質問の(4)を行います。(4)爆音コンター見直しのための新基準「Lden」、Ldenというのは、day・evening・nightの略で、昼、夕方、夜に対する基準値のかわりという、新しい新基準なんですが、国の現在の進捗状況、それに対する町の対応・対策をお聞きします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  質問事項1(4)について、お答えいたします。沖縄防衛局に問い合わせをしたところ、嘉手納飛行場における区域見直しについては、騒音度調査を昨年12月から約1年間かけて実施する予定であり、当該調査により作成した騒音コンターをもとに、第一種区域の見直しを行うこととしておりますが、具体的な見直しの時期については、現段階で申し上げることは困難であり、いずれにしても、騒音度調査の結果及び第1種地区の指定素案について、関係自治体等に対して説明していきたいと考えているとの回答が寄せられております。必要となればその説明を受ける際に、要請を行いたいと考えております。騒音度調査終了後、ただちには告示を行わないということでございますが、町に不利益にならないよう、今後とも注視してまいりたいと思います。 ◆10番(福地勉議員)  確認なんですが、昨年の12月から1年間かけてやるということは、測定は今年の12月までということで理解してよろしいですか。 ◎我謝治彦基地渉外課長  この測定時期につきましては、業務を2回に分けて行うということでお伺いしておりまして、冬場と夏場ですので、平成27年度は夏場ということでお伺いしております。それを受けまして、局のほうで検討を図っていくということで伺っております。 ◆10番(福地勉議員)  お願いしたいのは、行政に。例えば防衛局が「いついつどの時期に騒音測定を行います。」という情報が入りましたら、ぜひその際に、例えば町のデータをしっかり収集する。あるいはその現場に行って、風向、風向き等を検証して、データとして持っていると、すごくその場のまた分析に役立つかなということを思っています。ぜひまたそれをお願いしたいと思います。 コンター測定までの流れは、騒音測定後、区域指定素案が示されるということになっていますが、その素案の開示が1カ年前後で行われるということで、その後の半年ぐらいで改定後の騒音コンター時期が示されるということになっているので、今のお話を聞きますと、あと1年半から2年ぐらいはかかるのかなということも予想されますので、その辺を含めて、町でもしっかりその時期の把握ですね。も大事ですので、またお願いをしてまた議会にぜひ、御報告していただきたいということで、希望します。 それと再質問なんですが、現在のコンターは、昭和52年の騒音測定が基礎となっておりますので、そのころはベトナム戦争の終焉時期で、爆音ですね。B52の激しい時期でした。したがって、全体的に飛行機の爆音が減少しているのは、現在では事実であります。Lden新基準では、我がまちにおいては、新しい考え方、Lナイトで、すごいそのまま騒音の点数が上がるとか、また発生回数や騒音継続、年間基準値ですか。それの90%というものをとって、新基準が決められていくわけですが、それでその知識をもとに、もし町がわかる範囲で、今の嘉手納町が抱えているコンターが、あれが広がるのか。縮小するのかどのようなことを大体その考えているか、もしわかる範囲でよろしいですので、お伺いします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  コンターラインの見直しで、嘉手納町への影響ということでございますけれども、環境基準から考えますと、騒音うるささ指数、W値ですけれども、70というのが基準ということになります。平成25年度の実績でございますけれども、嘉手納町の嘉手納地域におきましては、72.9です。それからあと兼久地域につきましては69.3、同じく屋良地域については79.3ということでございまして、私どもの騒音測定の結果からすると、異常というふうになりますけれども、実際、実施するのは局の実測になりますので、これとはまた多少なりは変わってくるのかなと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  W値とL値は基準が違いますので、かなり違ってくるだろうなと予測はしていますが、それについて、専門的な知識はいることですので、ぜひ町側でも関心を持って、できればLden値の出し方とか、ある程度研修を受けられて、大体大まかでもよろしいですが、把握なさったほうがよろしいんじゃないかということは思っています。自分たちも1回か2回、さっきの爆音の関係で研修を受けたことがあるんですが、なかなか理解しにくいことがありますので、よろしくお願いします。ぜひ頑張ってください。 再質問もうひとつですが、国のコンター値が例えば2カ年後、1カ年半後ぐらいには改定されます。それでも実はコンター値、Ldenになると、13デシベルから11デシベルに下がって表示されて、それが同等と、今のW値とですね。ということもありますので、被害実態に見合ったコンター値や状況が示されるかどうか。継続するテーマ、調査していく必要があると思います。それはぜひやっていただきたいと思うんですが、御意見をお伺いします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  先ほど御説明した備品のほうで購入する予定の騒音測定器がございます。これらを使って継続的にポイントを絞りながら傾向的なものを含めた形で測定を継続していきたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  機械導入に対しては、もっとできればいい機械というんですか、正確な機械を導入ですね。状況によっては検討をよろしくお願いしたいと思います。 (5)に移ります。(5)CV・MV等オスプレイ配備、あるいは飛来阻止に向けた具体的な取り組みをお聞きします。 ◎我謝治彦基地渉外課長  質問事項1(5)について、お答えします。MV22オスプレイの飛来阻止に向けた取り組みでありますが、同オスプレイが昨年3月に嘉手納基地に緊急着陸を行っており、予防措置として着陸を行ったと説明がありましたが、航空機の事故は一歩間違えると、基地周辺住民を巻き込んだ大参事につながる可能性があることから、三連協により海兵隊及び沖縄防衛局に対しまして飛来禁止の要請を行っております。 続きまして、CV22オスプレイ配備計画につきましては、一昨年より嘉手納基地配備計画が報道されたことから、町独自に防衛省、外務省へ配備計画の撤回の要請を行っております。また三連協としましても、CV22オスプレイの嘉手納基地への配備に反対する三連協住民大会の開催や、関係機関への要請を行っており、断固たる反対の意思を内外に表明しております。嘉手納基地は住民居住地域に極めて隣接していることから、現在の常駐機や外来機の行う訓練により、嘉手納基地周辺の生活に重大な影響を受けております。基地負担の軽減が実感できないまま、MV22オスプレイより、事故率の高いCV22オスプレイが嘉手納基地に配備されることになれば、基地周辺住民の安全な暮らしは脅かされかねません。これまでの要請につきましては、日米両政府機関とも承認された同配備計画はないとして、その存在を否定しておりますが、町としましては、嘉手納基地の機能強化につながることは一切認めておらず、引き続き、情報収集に努めるとともに、関係機関への抗議要請活動を取り組んでまいりたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  普天間からですね。オスプレイは毎日のように飛んできていますよね。事故があったということで、それも大変なことなんですが、毎日飛んできて、いつ事故が起きてもおかしくない状態ですので、それも含めて、嘉手納基地への飛来阻止はしないといけないと思います。具体的に今後その町民一体で継続的に取り組まないと、オスプレイ配備は阻止できないと考えています。 3年前に組織されたオスプレイ反対の町民会議がございますが、これを再始動をして、活動というのを、例えば意思表示を継続的に行うことが大事かと思いますが、再始動を図って、継続的な活動はまたできないか。お聞きしたいと思います。 ◎當山宏町長  特にCV22の嘉手納配備計画の動きについてでありますけれども、先ほど課長が答弁いたしました。これまでも何度となく、その後については断固認められないという意思表示を町独自にも、そして三連協としても行ってきております。その結果は、先ほど課長からありましたように、「その計画はありません」というような内容でありますけれども、今後の状況をやはり注視をしながら、適切に対処をしていく必要があるだろうというふうに思っています。そのひとつとして、ずっと国道側、庁舎の国道側にオスプレイ反対の垂れ幕をかけて、意思表示は示しております。したがいまして、内外への意思表示はそういった形でも示しておりますし、また先ほど、報告にはなかったんですけれども、基地の司令官あるいは防衛、外務省の沖縄事務所、沖縄大使とか、基地関係の皆さんが来るたびに、機会を見つけてそれなりの断固、これについては受けられないという意思表示をしているところです。したがいまして、状況を見ながら、やはりあの組織は、今CV22に反対する町内の組織については、今生きておりますので、状況を見てその組織を挙げての対応をまた考えていかんと思いますので、それも含めてより有効なその中止に追い込むような、対抗していくような取り組みについても、日ごろから考えていく必要があるだろうと思っております。組織の立ち上げ等については、状況を見ながら対応をしていきたいと思っています。 ◆10番(福地勉議員)  私も垂れ幕のほうは承知はしておりまして、もっとしっかり緊張感を持ったような雰囲気といいますか、それをつくりだしていかないと、また何かあったときには対応、即対応というのができないのかなということもありますので、ぜひこの辺は町民に対してもっと広くアピールをするような形の部分もあってしかるべきだと思っていますので、それも善処方お願いしたいと思います。 再質問ですが、町長は「建白書」の実現を支持しておりますが、翁長県知事といいますか、県との太いパイプも嘉手納町にはございますし、オスプレイ問題で国との連携をどのように現在もとられているか。もし状況を説明していただければと思いますが、よろしくお願いします。 ◎當山宏町長  県との連携をしながらの取り組みということでありますけれども、県のほうとは軍転協を通じて、これまでオスプレイ問題は対処してきております。ただCV22については、やはりまだ具体的な計画があるということが判明しているわけではないと。あくまでも新聞報道で知る範囲だということで、具体的な取り組みについては、軍転協としてはまだとられていないんですけれども、普天間のMV22については、県外配備の早期実施、あるいは訓練移転の措置を要求するという形での、今軍転協としての取り組みをしておりまして、基本的にはCV22についても、少しまた動きがあれば、その軍転協の要請事項の中に、それを追加をお願いをして、基本的には軍転協を通じた県との連携の取り組みになっていくんじゃないかと思っています。 ◆10番(福地勉議員)  いざ鎌倉といいますか、もしCVオスプレイが配備されるようなことがあれば、町長みずからが先頭になって、嘉手納町民ですね。導いてくれるようなことを希望しております。米軍からの基地爆音被害は、裁判の現場でも違法状態と指摘される。国もそれを認めて損害賠償を払っている現実があります。政治の世界で解決できないのは、政治家や国の官庁の怠慢であるという、裁判所での結果も踏まえて、憲法で保障された人間らしい生活環境の実現を目指すのを委託されているのが、議会や行政、嘉手納町ですね。だと思っています。しかし、このような現実に運動を進めていくには、多くの町民の力を借りなければ前進もないだろうと思っています。一丸となって、問題解決に向かう必要性を強く感じております。今できることをしなければ後悔すると考えてもいますし、町長においても町のリーダーとして、一層しっかりと取り組んでくださるようお願いして、次の質問に移りたいと思います。 質問2.商業等の活性化策について、お伺いします。現在、町が行っている活性化策、地域振興券、空き店舗事業、各イベント企画への支援は大いに評価しております。足りないものがあるとしたら、将来展望といいますか、ビジョンづくりだと思っています。そこでお伺いします。 (1)5年後、10年後、20年後の嘉手納町中心街のビジョンをお聞きします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項1(1)ビジョンについて、お答えいたします。御質問の件は、昨年9月の議会一般質問でも同様な御質問がありましたが、現在、今後の本町の中長期的な中心街ビジョンについては、設定されておりません。本町の中心市街地の将来ビジョンにつきましては、第4次嘉手納町総合計画においてのみ示されており、だれもが気軽に訪れ、賑わいと魅力ある商業地となるよう各店舗の経営基盤の強化や、集客の仕組みづくりの構築に努めると示されております。 中心市街地ビジョンに関連する過去の資料を確認したところ、本町の中心市街地活性化に向けた指針は、市街地再開発事業を推進するため、平成14年度に策定された嘉手納町中心市街地活性化基本計画があり、再開発事業に一連した基本計画となっております。平成19年度に再開発事業は、完了しましたが、その間同基本計画に関連した可能な事業については、実施されている経緯がございます。議員御質問の10年後、20年後のビジョンについては、現在示されているものがありませんが、現在存在する中心市街地活性化基本計画に基づく理念と計画方針に大きな変化はないと思いますので、10年後までの将来像も継続可能なビジョンもあると考えます。まずは同計画書の検証、見直し等も含め、商工会と連携し、短期的に推進できる各種商工業、振興策も検討する必要があると考えます。 ◆10番(福地勉議員)  答弁を聞いていますと、目指す理想像は、方向性といいますか、方法がない。道具が一応つくられていないということはわかりました。それについては、今北谷町、読谷村、うるま市の大型店舗の進出、新しくオープンするライカムの大型商業施設がわが町の商業環境に与える影響を考えると、だれでも恐ろしくなるかなと思っています。 嘉手納町がおかれている現在の商業観光を持つビジョンづくりのためには、理解し把握することが大事だと思っています。それでまずビジョンづくりには、その商業環境の分析をしなければいけないと思っています。それをぜひやってほしいと思っているんですが、それを行ってもらえるかどうかですね。そういう計画をしていただけるか、検討できるかお伺いします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  先ほども答弁した内容と関連しますけれども、町外の近隣市町村では今、お話がありましたとおり、ライカムも含めて著しく変わる商環境に柔軟に本町も対応するためには、今示されている4次総合計画や、既につくられました観光促進基本計画の理念を踏まえ、町全体の新たなビジョンづくりはつくっていかないといけないかなと考えてはおりますけれども、現時点では先ほども答弁したとおり、具体的にそういうビジョン、施策というのは進められておりませんが、何もなしでは、事業の興しというのはできませんので、先ほども答弁したとおり、今現在存在しています活性化基本の中でも、今後の事業展開の施策がありますので、この辺も検証しながら、新たなまた将来像に向けて策定していきたいと考えてはおります。 ◆10番(福地勉議員)  何をするかを、具体的に答えられていないので、通していますか、なかなか質問が進まないんですが、堂々巡りの気もするんですが、ぜひですね。商業環境の現在の状況を分析をして、それから前に進む。そういうことがなかなかされてきていない。嘉手納町の自分も商工会の役員として、長い間こう務めているんですが、本当にどんどん活性化から遠ざかっているというのが、皆さんにも実感としてあると思います。原因が何かというのも、やはり専門家とか聞いたらすぐわかります。例えば、実際に商工会の事務局長あたりも分析しています。ただし、なかなか本音が言えない部分もあるので、その辺の部分も含めて、コンサルとか客観的な視点から、嘉手納町の商業の将来性とか、現状を分析していただかないと、なかなか今のやろうとしていることができないのではないかと。進めないのではないかと。ある意味、もう嘉手納町が中部の地域の商店街の中心として栄えるというのは、多分無理だろうということは、感覚的にわかると思うんですが、それをしっかりと分析できるようなことを産業環境課ですね、ぜひやってほしい。これはずっと議会に来てからずっと言い続けていることなんですが、私が議会に来たころはちょうど、中心市街地の開発に忙しくて、なかなか手が回らないということもあったので、ぜひ今の時期にやっていただかないと。これは10年後、20年後にはどんどん斜陽化していくのも目に見えていますので、ぜひその辺はしっかりと仕事をしていただきたいと希望をしておきます。 (2)(3)の質問に移ります。(2)(3)は関連性がありますので、同時に行います。(2)商業活性化のための人材育成事業は。(3)通り会など地域組織づくりへの支援状況は。お願いします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  質問事項2(2)人材育成について、お答えいたします。商業活性化のための人材育成事業につきましては、現在2つの事業を商工会において行っております。 1つ目は、これまで継続して行っている商工会内の各部活動の支援でございます。各部会は、それぞれの専門的な調査研究活動のみならず、地域活動を行い、商工業の総合的な活性化に向け、事業を実施しております。ちなみに平成25年度には、商工会女性部が全国の地方新聞社と共同通信社が設けた全国地域再生大賞にて、優秀賞を受賞いたしました。また商工会青年部は独自に自主イベントを企画し、平成25年度から取り組んでいます「イルミネーション街コンin嘉手納」も、今年度も継続し実施してきております。また去る2月に行われた中部広域圏の市町村商工会青年部で実施した「第1回中部広域産業まつり」など、商工会においても、部活活動や調査研究が地域おこしとなり得ると高い評価を受けております。人材育成の2つ目が、経営指導員や専門家と連携した窓口、巡回相談による個別支援による人材育成支援でございます。年々高度専門化する経営課題は、各店舗によって異なっており、個別相談による経営課題解決を通じてマンツーマンで商工業を担う人材を育成してきております。 御質問2(3)について、お答えいたします。新しく商店街に通り会が設立した場合でも、これまで同様に商工会事務局と行政担当課が連携し、おのおのの役割を持って支援協力を行っていきます。しかし、通り会等の組織設立に向けた活動や、運営補助は現在行っておらず、今後も行う予定はございません。まずは自助で、その必要性等を検討していただき、その後商工会との互助、行政の公助の指針を求めるべきだと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  部会ですね。支援を行っているという形をお聞きしました。女性部や青年部ですね。それぞれ頑張っているということもわかります。グループくくりとしての成長を助けるというのは、これはとても大事なことなので、ぜひ続けていってほしいと思います。あわせて、通り会や商店街などは、自助努力が必要だという認識をお持ちのようなんですが、今、その通り会やそういう部分がとても弱いといいますか。という状態がありますので、この辺もぜひ力を入れてほしい。例えば商工会では商業部会というのがございますよね。そことのお話し合いとか、情報交換をなさったことがあるのか。そういう問題について、お聞きします。 ◎宇榮原孝産業環境課長  私が今、知る限りでは、商業部会とはそういう情報交換とか、そういったものはちょっと行った件は把握はしておりません。 ◆10番(福地勉議員)  商業に関しては、商業部会のほうが中心になってやって、また通り会の方々のそういった地域の方々も入っていますので、そこの情報交換をまたしていただきたいと思います。末端レベルでこういうことをやっていかないとまたなかなか効果も上がりませんので、よろしくお願いします。 10年ほど前、先ほどもお話をしましたが、産業振興課長に再開発後のビジョンづくりですね。お願いしたことがありました。そのときは、再開発でそこまで手が回らないので、再開発後に取り組みたいと言っていたことを思い出しています。私が議会に来てから同じ質問をずっと繰り返しているような気がします。客観的に考えて、この町に昔のにぎわいが戻る可能性があるかどうか、知らないと質問中にも言いましたが、話を始めないと前に進めないという、そういう状態になっているかなと思っています。困難な現状分析が出ても、知らないよりはまだましだろうと思います。いつまでたってもビジョンづくりは進まないのは、考えようとする人材が現場に育っていないのかなという思いもありますが、今ですね、また本気になって取り組んでくださるよう希望して、次の質問に移りたいと思います。 質問事項3.兼久海浜公園リニューアルの方向性を問う。質問いたします。私自身、兼久海浜公園がもっと町民の多くのニーズに後押しされてリニューアルされるのは、望ましいと考えています。(1)リニューアルの基本計画策定の理由、方向性について、お聞きします。 ◎又吉政勝都市建設課長  質問事項3(1)について、お答えいたします。兼久海浜公園は、昭和63年に完成した総合公園であります。当公園は、平成16年度に兼久海浜公園総合再生基本計画を策定し、平成19年度の実施設計を経て、逐次施設のリニューアルを行い、公園の魅力向上に努めてまいりました。これまでの進捗状況としましては、平成21年度ソフトボール場、平成22年度ウォーターガーデン、平成23年度多目的広場、平成24年度多目的スタンドなどが完成しておりますが、平成16年度の計画策定から10年が経過しており、公園利用者のニーズ、現施設の利用状況、周辺環境の変化など、改めて再点検、再検証を行うため、リニューアルの基本計画策定を見直すことが理由であります。方向性としましては、子ども用遊具など、公園に不足している機能の充実や老朽化した施設の更新などが挙げられます。 ◆10番(福地勉議員)  施設によって使う目的は変わっていますが、今まではスポーツをする場所といいますか、そういう位置づけが強かったかなと思います。今は、まつり等と娯楽の場所として変化してきているというような認識が、町の答えから伺えたような気がします。遊具も設置するということなんですが、基本的にこれからはそういう方向にシフトしていく。例えばスポーツをする場所から、町民の娯楽の場所としてシフトしていく基本的、それが一番基本的な考え方かと思います。それに移行していくお考えなのかどうか、一応は確認したいと思います。 ◎又吉政勝都市建設課長  現在の兼久海浜公園は、ソフトボール場、あるいは総合グラウンド、体育館、ウォーターガーデン等、体育施設ももちろんありますし、テニスコートもありますし、その体育施設から遊具へシフトするということではなくて、その体育施設の中にも不足している遊具部分を新たに検討してまいりたいということであります。 ◆10番(福地勉議員)  それでは(2)の質問なんですが、これの兼久海浜公園ですね。もっと多機能といいますか。親水公園、つまり水辺で親しめるような公園としての位置づけができないかどうかお伺いします。 ◎又吉政勝都市建設課長  (2)について、お答えいたします。親水公園の位置づけにつきましては、海に面しているという立地条件をどのようにいかすかが検討課題になると考えております。 ◆10番(福地勉議員)  その検討課題を解決するのが行政の仕事だと思うんですが、理想としては、ビーチ等で泳げる場所が嘉手納町にございます。公園内に整備できるかどうかの可能性を探れるかどうかですね。それとそこで釣りを楽しむ方も多いですので、安全に釣り等が楽しめるような親水公園としての機能が持たされないか。御検討いただけないか、お聞きします。 ◎又吉政勝都市建設課長  ただいま現在、進めております兼久海浜公園基本構想業務の中で、今年1月よりアンケート調査を実施しております。その中で集計、まだ途中なんですけれども、やはり海を眺めてリフレッシュできるとか。あとマリンスポーツ、海岸沿いの夜景を眺めるといったようなイメージ、あるいは公園にあったらいいものということで、そういう海に関する、あと一部ですけれども、バーベキュー場やビーチという回答もあります。ビーチですとか、釣りができる多機能的に親水と、海辺と親しめる公園につきましては、今後次年度予定していますワークショップも予定していますし、町民の意見も取り入れながら、また関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  釣りとか、水に入る方々ですね。結構、柵を乗り越えて、土手といいますか。そこで縁石の上でやっていますので、それも含めて安全対策も必要になろうかと思います。しっかりまたそれは現場を見ていただいて、状況を見ていただいて、しっかりと公園の親水的な部分は解決していってほしいなということで希望します。 次の(3)兼久海浜公園町民の家(学習宿泊施設等)の施設整備の可能性があるかどうか。お聞きしたいと思います。この質問は、実は平成23年12月議会においても提案させていただきましたが、そのときは考えていないということで、お答えいただいています。今回のリニューアルに対して、いろいろとこう自分なりに夢がふくらんできて、こういう再質問に出させていただきました。御答弁のほど、よろしくお願いします。 ◎又吉政勝都市建設課長  (3)について、お答えいたします。町民の家(学習宿泊施設等)につきましては、今年1月に実施しました兼久海浜公園に関する町民意向調査、アンケート調査の中でも、ほとんど要望がなく、現時点では検討課題にはなっておりません。 ◆10番(福地勉議員)  非常に残念なんですが、発想としては広い駐車場もありますし、次の質問も関連しますが、久得を山学校、兼久は海学校という形で、物語をつくってまた子どもたちに学習や勉強する場であるカヌーとか、先進的なものがつくれると楽しいかなという発想がありましたので、御提案したわけです。ぜひこの辺も機会があればよろしくお願いしたいと思います。 (4)ワークショップの件について、お伺いします。ワークショップのメンバーと権限といいますか。その役割をお聞きします。 ◎又吉政勝都市建設課長  (4)について、お答えいたします。ワークショップのメンバーにつきましては、公募により広く町民から参加を募りたいと考えております。 またその権限につきましては、さまざまな立場の人々が集まり、自由に意見を出し合い、お互いの考えを尊重しながら、意見や提案をまとめていく場と捉えております。 ◆10番(福地勉議員)  特に権限はないということは、理解は今のお答えはできますが、実は再質問なんですが、ワークショップに参加した町民からよく聞くことは、会議の中で発言したことが、取り入れてもらえないことが多いということを聞くことがよくあります。行政が提案しているころは外堀りが埋められてから、議員の意見がそんなに反映されていない面もあるんじゃないかということも聞いています。そういう面では、作業終了後、最後までその施設が完成するまで、ワークショップにオンブズマン制度といいますか、意見が言えるようなシステムも必要でないかという考えでも、権限という形で使わせていただきたいんですが、それについてはどう思われるかですね。もしお考えがあれば、お聞きします。これはこの現場だけではなくて、町全体の事業にもかかわることなんですが、もし御返事ができればお願いしたいと。あるいはまた協議が必要であれば、それでよろしいと思いますが。 ◎又吉政勝都市建設課長  ワークショップにつきましては、通常人数にもよりますが、3グループから4グループ程度のグループに分かれまして、それぞれの立場で意見を言って、模造紙等にいろいろと案を書きながら検討をして、最後には各グループの発表という形で進めております。やはり各人ですね。各方々やはりそれぞれ意見は違います。各グループによっても異なります。その中で我々やはり、皆さんのいろんな意見も聞きながら、やはり少数意見だから否定するわけでもなく、そういった中でいろんな皆さんで議論をして、いい案をできるだけ取り入れていくつもりでありますので、中には確かに意見が反映されなかったという方もいらっしゃるかと思いますが、その辺は総合的に検討してまいりたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  やはり1個人、それぞれ考え方違いますので、揃うということはないだろうとは思うんですが、ワークショップに入るメンバーとしては、やはりそれはどうしても気になることがあります。そこら辺も町全体で考えて、ただ聞きっ放しではなくて、例えば「こうなりました」という報告を、そこまでしていただければということで、一応は希望しておきます。 次、この事業にコンサルタントが入れるか入れないか、ちょっとまだ知らないうちに出しているんですが、コンサルタントをもし入れるのであれば、選定方法をお願いしたいと思います。 ◎又吉政勝都市建設課長  (5)について、お答えいたします。コンサルタント等の選定方法につきましては、指名競争入札等を基本としながら、検討してまいりたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  指名競争入札でも、コンサルを導入するということで一応は理解はしました。再質問なんですが、コンサルを選定する場合、それの実績ですね。会社概要あるいは情報提供もその会社がどういうふうな仕事をしてこなしてきているという資料をぜひ議会に提供していただきたいと私は思っています。コンサル自身のどういうコンサルかによっても、その事業は大きく左右されるのはもう明白ですよね。そういう意味では、私たち自身議会自身がこのコンサルについて知っておくことが大事だと思っていますので、ぜひ提供はお願いできますか。これはこの事業だけではなく、町全体として、またいろんな例えば道の駅のリニューアルもありますよね。それも含めてお願いしたいという気はあるんですが、御意見をお伺いしたいと思います。これももし協議が必要であれば、後ほどでも構いませんが、ぜひ御返事をお願いします。 ◎又吉政勝都市建設課長  コンサルの指名の選定につきましては、ただいま議員の御説明があったとおり、そのコンサルの実績等そういう経営状況とか、それ総合的に判断をして指名はしておりますが、その指名リストの詳細の提供につきましては、内部でちょっと検討してみたいと思います。 ◆10番(福地勉議員)  落札したコンサル業者だけで、構わないと思いますので、よろしくお願いします。それでは一応、どういった会社が仕事をなさるかが気になっていますので、その辺はお願いしたいと思います。 最後の質問です。私は海浜公園よりもっと老朽化しているという久得町民の家の建替えのリニューアルが先行すべきではなかったかなという気がしています。それで確認しますが、質問4ですが、久得町民の家のリニューアルについて。リニューアルの必要性があるか、有無を示し、それぞれの理由をお聞きします。 ◎天久昇社会教育課長  質問事項4(1)について、お答えいたします。町民の家のリニューアルにつきましては、必要性があるものと認識をしております。町民の家は昭和57年に建築され、これまで町内外から多くの団体、個人に利用されております。同施設が建設から33年経過していることから、そのリニューアルについては、平成22年度には福地議員を初め町民からも話があり、平成24年5月のまちづくり提案募集においても提案がなされていると伺っております。平成26年7月に策定された第二次嘉手納町土地利用基本計画において、町民の家については改築の必要度が高く、一帯の利活用がなされていない地域を含め、町民の家の改築による交流及びスポーツコンベンション機能の充実など、多種多様な施設の設置について検討が必要であるとされております。管理運営している担当課といたしましては、今後のリニューアルに向け、県内類似施設などの視察を行い、関係課と協議を行いながら検討作業を進めていきたいと考えております。 ◆10番(福地勉議員)  先ほどもありましたが、最初に質問したのが、平成22年、4年前ですか。次に平成23年とやっているんですが、もう4カ年経っていて、ずっと検討中ということなんですが、その検討がいつ終わるかどうかですね。気になります。それについてやはりスピード感を持って取り組んでほしいという思いがしています。ぜひですね。次、質問をするときには、本当に行政に対して不信といいますか。言っていることをやってくれないじゃないかみたいなことも、例として挙げないといけないようなこともありますので、ぜひ検討、いつまでになさるのか。再度お聞きします。 ◎天久昇社会教育課長  現在、教育委員会におきましては、学校施設等、文化センター、給食センター、また野球場等ですね。大きな事業を実施している最中でございます。現在のところ、いつからということは明言はできない状況ではあるんですが、関係部署と協議を進めながら、スピード感のある事業の展開を進めていきたいと思っております。 ◆10番(福地勉議員)  変わらなかったんですが、ぜひですね。しっかり取り組んでください。 ここはとても人気のあるスポットですので、需要に合った施設に取り替えるように希望をして、一般質問を終わりたいと思います。 ○徳里直樹議長  以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。 △午後3時52分 散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 嘉手納町議会議長 徳里直樹 嘉手納町議会議員 安森盛雄 嘉手納町議会議員 奥間政秀...